岩手山(焼走りコース) 山肌いっぱいにコマクサが咲き誇る、期待どおり日本一の群生地でした\(^^)/
2021年7月5日
2021/7/3〜4 日本百名山2座を巡る岩手山(2038m)&八幡平(1613m)2日間ツアー *データ:岩手山(歩行距離13,7km 累計標高差1523m 歩行時間8h) 八幡平(歩行距離3,6km 累計標高差119m 歩行時間2h)
梅雨入りしてこの3週間、週末はほとんど雨模様だった。この時期はツアー催行一週間前から天気予報と睨みっこの日々が続いている。今回は山の天気”てんくら”A指数に代わり急遽、初日に岩手山に変更、郡山を4時出発して焼走り登山口に8時半到着。時よりのポッポッ雨もあったが、歩きやすい登山道が続いて第一噴出口跡まで2時間。ここから平笠不動避難小屋までは足場が悪かったり急勾配などに加えて蒸し暑さはこたえる。道すじの高山植物、コマクサが咲き誇る群生地で心身ともに癒される登山となりました。

東北道西根ICから15分で岩手山焼走り登山口です。あいにく雲の覆われて東北道から岩手山は見えていませんが、これから山頂めざして出発です。

カラマツとミズナラの林の中を進む。平坦で歩きやすい登山道がこの先2kmくらい続く。

アズマシャクナゲも咲いてます。

ベニバナイチヤクソウかな

お馴染みハクサンチドリ

ヤマオダマキ

ミヤマカラマツ?

シラネアオイの群落


第一噴出口跡を過ぎてからコマクサの群生が…。


大株のコマクサ\(^^)/さすが、高山植物の女王と云われる。

サンカヨウ 標高1200m付近

サンカヨウの群落。 標高1700m付近にはまだ花が咲いていました。

ツルハシの分れからの登りは蒸し暑さの陽気で辛かったですー。ようやく目の前に岩手山は現れました\(^^)/




雨も上がって岩手山を見上げながら休憩しています。平笠不動避難小屋から、標高250m、40分で山頂です。取り敢えず、ここまでお疲れさまでした( ◠‿◠ )

カタネスミレ

ツマトリソウ

マイズルソウ

平傘不動避難小屋からはハイマツ帯を進む。ザレたつづら折りの急斜面を登るが、高山植物に疲れも忘れるようです。あと少しで両線だーあ!

稜線直下付近になるとさわやかな風が心地よい。岩場に咲くウメに似た、イワウメの白い花がなんとも可憐に感じる。

でーた\(^^)/ 岩手山稜線でーす♪


お疲れさまでした


ここを登りきれば最高峰剣ヶ峰でーす。

登山口から、標高差1500m、歩行距離7km、よくぞ登りました。日本百名山岩手山制覇おめでとう㊗️

爆裂火口跡


右手に小さく平傘不動避難小屋が見えます。

現在2時、下山口まで3時間半かかります。さぁビールが待ってます🍺

樹林帯を駆け抜けて焼走り登山口まで5時半下山しました。皆さま、お疲れさまです。
とにかく躊躇せずに行おう‼️ 「心肺蘇生」と「AED」
2021年6月26日
2021/6/22 救急救命(AED)講習会参加(沼尻ビジターセンター於)
生死にかかわる重篤傷病者を救命する「救急蘇生法」には、心停止に対する一次救命処置と、出血や火傷に対応する応急手当がある。いずれも病院に運び込む前に行われる重要なプレホスピタルケア(病院前救護)です。我々ガイドも山岳遭難に遭遇した場合は、山でのファーストエイド(応急処置)の知識とスキルの習得が必須です。救援隊の到着までの救命活動を期待されているのはその場に居合わせた人たちです。 

ここでは一次救命処置で行うべき心肺蘇生の方法とAED(自動体外式徐細動器)の使い方に「誰でもできる救命活動」を学びました。日本における突然死の実態は、年間心臓機能停止の救急搬送者数123,987人。市民による救命処置(胸部圧迫AED)の使用によって、1ヶ月後の生存率50%に向上するようです。久しぶりにAEDを使用して以前より分かりやすいのには驚きでした。


現在ではあらゆる施設にAEDが設置されています。消防署、日本赤十字など、あらゆるところで救急救命講習会が開催されています。ぜひ皆さまも、家族や友人の生命を守るために機会があればご参加ください。
朝日連峰の北にそびえる弧高の秀峰 障子ヶ岳の圧倒的な存在感。その奥深さに感動しました。
2021年6月15日
2021/6/12~13 山形県の障子ヶ岳(1482m) プラベート山行 データ:歩行距離17、6km・累計標高差1780m
東北地方にはまだまだ知らない素晴らしい山々がたくさんある。山形県朝日連峰縦走の際、以東岳から北側の聳える鋭角の秀峰が気になっていた。その“障子ヶ岳”に、先週末ようやく行ってきました。主稜線から離れているために、孤高の趣さえ感じられる山でもあります。山頂からは朝日連峰の全貌が見渡せる格別の展望を満喫してきました。雪解けが進むと一斉に咲く高山植物も魅力です。厳しい環境に適応した気高く可憐な花で出逢うのはあっという間、だからこそ飽きることがなく、気づいたらその美しさに時間を忘れてしまう山行になりました。

郡山から月山インターを降りて南俣沢出合まで2時間半。カラマツ林の平坦地から登山開始。



平坦地を過ぎるとブナ林の急登となる。眺望が開けたらタニウツギの花が咲いている。ピンク色の花つきのよい株はとても美しい。

花目が大きいレンゲツツジ。朱色と緑色の葉のコントラストは実にいい^_^

春山で見かけるモクレン科のタムシバは遠目で見るとコブシ間違いやすい。

枝越しに障子ヶ岳が望むようになると、尾根から離れ、山腹を横切るように雪渓のある竜ヶ岳の北面を進む。


この時期にカタクリの花で出逢うとは^_^ しかし、重いザックと暑さには多少バテ気味です。

湿原帯には小さな花が集まったシキョウジョバが。

イクワカソウ? イワウチワかな。

薄暗い林の中で見ると、少し不気味な感じの寄生植物、ギンリョウソウ。

この辺一帯の沢スジには可憐なミズバショウの群生地だった。

雪解けから顔を出した可憐なミズバショウが綺麗だった。

水場になる小沢を2過ぎ尾根を登ると竜ヶ岳北西のコルに出る。明朝登る障子ヶ岳も見える。

雨量観測所を過ぎ穏やかな尾根を登ると粟畑に出る。

赤いガク片が目を引く、アカモノです。

定番のイワカガミは至るところに咲いていました。

ここから見る三角錐の障子ケ岳は迫力がありますね。

栗畑からの眺望は素晴らしい。以東岳がどっしりと大きく見えます。


花袖片の先が鋭くとがっているハクサンチドリ。

至るところにムラサキヤシオも咲いている。

ゆっくり休憩しながら天狗小屋まで6時間の山行でした。

明るい内は外で取り敢えずビール🍺でーす 笑。

天狗小屋前から直ぐに澤水が摂れます。


長い夜の山談義がはじまりました。餃子、焼き物から餅入り鍋で大満足でした。

お世話になった天狗小屋を6時に出発。8時障子ヶ岳登頂を目指します。

一担、栗畑に登り返して大迫力の以東岳に、再度大感激でした。

小さな百合が集まったツバメオモト?かな。

目の前に迫ってきた障子ヶ岳。奥深い東北の山は素晴らしいと思います。

障子ヶ岳山頂は360度の展望。以東岳から大朝日岳の展望がいい。


小障子付近から障子ヶ岳を振り返りながら行動を下げていく。

まさかと思った「ヒメサユリ」ガレ場で大変な思いをして撮りました^_^ 山形、福島、新潟の山岳帯に咲く淡い紅色のユリの花でーす。
今回は下見も兼ねてガイド仲間と行って来ました。これからも自分百名山を探す山旅を楽しもうと思います。(行程:1日目、南俣沢出合から竜ヶ岳コルを抜け粟畑分岐から天狗角力取山頂へ。今夜の宿天狗小屋。翌日、栗畑に戻り障子ヶ岳をめざす。紫ナデからの支稜線を一気に下り小沢を渡って林道に、間もなく南俣沢出合に戻る2日間でした)