かみなり⚡️との遭遇もあったが、北アルプス爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳までの岩稜ルートを無事に縦走しました。
2025/ 9/10〜13 後立山連峰縦走4日間ツアー データ: 歩行距離26,2km・累計標高+3,124m−2,663m・総所要時間27時間(休憩含)
黒部渓谷を挟んで対峙する剱岳を見ながら歩くパノラマ絶景の縦走路!北アルプス後立山連峰は岩稜4峰を繋ぐルートです。危険が伴うので一般的にツアーは少ないが、私自身が行きたいかったので催行に至りました。しかし、皆さまの諸事情により結果的には1名のみの参加となりました。ツアー期間中は秋雨前線の予報だったので暴風雨の心配やら展望もないだろうかと、いつもの事だけど思い巡らすのでした。案の定、初日から蒸し暑い登りだったので熱中症気味の私。翌日からも雨降りだったり雷との遭遇もあったりと朝から晩まで変化に富んだ気候となりましたが、時より見せる幻想的な剱岳をはじめ後立山連峰の全貌には感動しかないですね。久しぶりに達成感と無事終えたと云う安堵感が入り混じる4日間を楽しんで来ました。

9月10日扇沢で代行会社に車を預けて、後立山連峰縦走ツアー出発します。1日目: 郡山発4:45〜大田強戸AS 7:00〜扇沢駐車場10:45〜柏原新道登山口(1,433m)11:00〜<柏原新道〜種池山荘泊(2,450m)15:30 (歩行時間4,5h)

つくば市から参加されたToshiさん。なんだかプラベートガイドになりましたね。4日間よろしくお願いします。

柏原新道は登りやすいのだが急勾配が続くようです。

あっと言う間に標高を稼ぐのだが、汗ばむ陽気に苦戦を強いられる。眼下には扇沢駅が一望できますね。


ここから稜線上には、今夜の宿「種池山荘」が見えてきています。標高差が1,150mあるので、ゆっくり歩こうと思うが2人なので早足になるようだ。


暑さのため汗が流れ落ちる。ここからが正念場、最後の鉄砲坂を登り切ったら種池山荘だ。雨が降らないうちに到着しましょう。

出発から3時間半で待望の山小屋に到着。予定時間より1時間早かったせいか大量の汗で疲労困憊に1日目となる。今夜は明日からに備えてゆっくり休もう。

小屋前から針ノ木岳方面が望めた。そういえばあの雪渓も登ってないな。いつか行ってみたいと思いが膨らむ。残念ながら立山連峰や剱岳など、北アルプスが見渡せることが出来なかったが明日の期待しょう。


平日だったのか、宿泊者は3組。鹿島槍ヶ岳までピストンしたガイド付きの方、大谷原から登ってきた方と縦走するのは我々だけのようだ。

裏窓から鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見渡せた。明日は登頂してキレット小屋をめざす。おやすみなさい。

おはようございます。今朝は小雨模様の中、爺ヶ岳に向けて出発いたします。広がるハイマツの間を抜けるて緩やかな坂を登ると。ガスっているが爺ヶ岳南峰に至ります。2日目: 種池山荘6:00〜爺ヶ岳中峰(2,660m)〜赤岩尾根分岐〜冷池山荘〜鹿島槍ヶ岳南峰(2,814m)11:00〜北峰〜八峰キレット〜キレット小屋泊13:30 (歩行時間7,5h)

小雨降る中であったが、雷鳥と出逢ったのです。なんと云う奇跡なんだろうか。悪天候なんて何のその、今日は素敵な山行になるだろう。

振り返ると夕べお世話になった、種池山荘が見えていますね。

こ一時間で爺ヶ岳南峰に到着。残念ながらガスって何も見えず。次は最高峰の中峰に向かいます。


先ずは目指した爺ヶ岳中峰を制覇しました。目まぐるしく変わる天候に翻弄されながらも、幻想的な情景を楽しむことが出来ました。


唯一穏やかだった爺ヶ岳を振り返ると、雲の切れ目から北峰まで見渡せた。

次の休憩ポイントは、按分ある冷池山荘が眼下に見える。

冷池山荘でゆっくり休憩した後は、テン場を通過してお花畑を楽しみながら鹿島槍ヶ岳を目指します。


雨に濡れた植物に癒されます。

はるか先には立山連峰が見え隠れしていますね。

急勾配を葛折に登っていくと布引山山頂に到着です。標識がなければ通り過ぎてしまうような小さな峰ですが、ここは眺めがすばらしです。鹿島槍ヶ岳の南峰、北峰が突き上げるように並ぶ姿を目の前に現れました。


ハイマツなどの緑は徐々に少なくなり砂礫の道を登れば、鹿島槍ヶ岳南峰に到着です。これで2座目でしょうか。おつかれさまでした。

ここから吊り尾根と言われる岩稜の要注意⚠️箇所を通過して北峰に向かいました。結構の三点支持とルートファイデンイング技術を要するようです。ここは経験者と一緒のほうが賢明でしょう。

振り返ると、北峰から見る鹿島槍ヶ岳南峰。岩稜の吊り尾根も見渡せますね。


そして、ここからが岩稜とザレ場を標高差400m位をキレット小屋まで下ります。これがなかなかの難所でしょうか。滑ると滑落事故に直結するんです。一歩一歩慎重に足を運びす。

最後は八峰キレットと言われる岩稜の難所の通過です。八峰キレットと名付けられた核心部分は、その名の通りギザギザと切れたった岩稜群が続きます。



なんとかクリアしてキレット小屋に到着です。

よくぞ岩稜の暗部に建てたものだと感心せざる得ない山小屋です。7年前にも宿泊したのが懐かしいです。

本日の縦走された登山者は我々含めて5名でした。縦走するものにとってはありがたい山小屋ですね。2時からビールや日本酒を頂いたあとは、ハンバーグなど大変おいしかったです。

おはようございます。朝日が出て剱岳が見渡せる絶好の登山日和となりました。目的地の唐松山頂小屋までお天気が保つといいのだが3日目: キレット小屋6:00〜口ノ沢のコル8:00〜北尾根の頭8:30〜五竜岳(2,814m)10:30〜五竜山荘(2,400m)11:00〜大黒岳〜唐松岳頂上山荘泊(2,620m)14:00 (歩行時間8h)

鹿島槍ヶ岳から五竜岳まではすべて岩稜です。要所にハシゴやクサリ、桟道が架り気の抜けない連続する難所がありますので、基本に忠実に進みましょう。




三点支持でグングンと高度を稼ぐ高揚感。雲海を見下ろし鋭く尖った岩稜を仰ぎ、底が見えないほどの谷間を覗く高度感、そして難所を登り切った者だけが味わえる達成感があります。




岩稜のアップダウンを繰り返しながら、五竜岳が望める北尾根の頭に到着です。結構な時間がかかりましたが、ここで一息ついてお腹を満たしましょう。


ちょっと苦手なザレ場ですが、我々は登りのルートなのでひと安心ですね。

核心の場を通過でーす。

五竜岳山頂には10時7分に到着しました。少しずつお天気が怪しくなってきたようですね。かみなりも近づいてきたようです。

五竜岳山荘に着いた頃にはカミナリが鳴り響き雨も降ってきました。山小屋の外で休憩した時のコーラが美味しかった。12時過ぎに雨の中、唐松山頂小屋をめざして出発。


緩やかなアップダウンを繰り返しながら歩いていくと、急な登りがあって大黒岳に到着。この先からが岩稜が待っていました。

またもや雷鳥との出逢いがありました。悪天候のときの邂逅はより癒されますね。


一難去って、今度は牛首と言われる地点に差し掛かります。クサリの架かる岩場で雨で濡れているので慎重に進みましょう。



ようやく眼下には唐松山頂小屋が現れました。今日も長い1日でしたね。お疲れ様でした。

おはようございます。爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳と繋いだので達成感と安堵感で充実した朝を迎えています。今日は唐松岳をピストンしてから下山するのです。最終日はお天気になりましたね。 4日目: 唐松岳山頂山荘6:00〜唐松岳(2,696m)6:20〜山頂山荘7:40〜丸山ケルン8:30〜八方池〜八方池山荘10:00〜兎平駅〜ゴンドラリフト〜八方バスターミナル11:00〜立寄り温泉♨️〜大田強戸AS15:00〜郡山着18:00 (歩行時間4h)





山頂からは白馬三山が見渡せました。




またもや雷鳥と出逢うラッキーな山行となりました。









雪渓も残る八方尾根を労せずして下ると、八方池分岐に到着。週末だったので唐松岳まえ登る登山者と観光客が入り混じり賑やかな山道だった。


晴れた時は白馬三山を映す八方池。残念ながら標高を下がってきたらガスって見えなかった。




扇沢からのルートを確認しながら満足の笑みを浮かべる私たちでした。




結構なルートを歩きましたね。大変おつかれさまでした。



















