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- 2024/12/8 気象庁によると、今秋 史上最も暑かったようです。その反動からか、先週から日本海側を中心に山沿では大雪が降っています。
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今年は暑さが際立った秋となり、11月は観測史上初の異常現象が各地で相次いだようです。読み解くキーワードは「蛇行した貿易風」と「高い海面水温」が要因といわれています。気象庁によると今年の秋(9月〜11月)に平均気温は平年と比べて1、97度高く、これまで最も暑かったと発表しました。貿易風の蛇行によって発生する台風や、海水温の高さで大気中の水蒸気が増加して豪雨が相次いだ11月でした。一方で、南米ペルー沖に赤道付近で海面水温が低くなるラニーニャ現象の特徴が明瞭になりつつあり、今冬は「冬らしい冬」になる見通しで、日本海側を中心に大雪となる可能性があるようです。
昨日は今季からスタートする冬のエクストリーム温泉ツアーの下見をして来ました。すでに安達太良山は真っ白だったが、沼尻登山口辺りは前日に少し積雪があったようだと認識しながらも沼尻高原ロッジから沼尻登山口まで歩きだすと30cm以上の積雪でした。予想以上の大雪に驚きスノーシューを置いてきたのが悔やまれました。そんな沼尻源泉地♨️までの光景をごらんください。この一帯の山々はすっかり雪景色になりました。(2024/12/ 8実施)
*お問合せは、沼尻アウトドアアクティブセンターnowhere 電話📞0242-93-7081大友までご連絡ください。もちろんロハスハイキングでも結構ですよ。
最後に、日本山岳ガイド協会前副理事長の今井通子さん(医師・登山家)が10年前ごろ言っていたことを思い出しました。「毎年気候が凶暴化している」「地球が変わっている」我々も地球温暖化対策への取り組みながら、時代に適応しなければ職能登山ガイドとしての存在意義がないのであろうかと自問自答しています。
- 2024/12/6 奥秩父の山々は都心から近いが深い渓谷と自然豊かな森に囲まれた山域です。今回は白井差新道から両神山へのツアーでした。
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2024/12/ 4 日本百名山両神山(埼玉県秩父市) データ:歩行距離6、6km・累計標高差908m・歩行タイム5、2時間(休憩含)
両神山(りょうかみさん)は奥秩父の北端にそびえる独立峰です(標高1,723m)。南北に続く鋸歯のような稜線は周囲の山と一線を画すような独特な姿をしており、古くから山岳信仰の対象とされてきました。日本百名山の著者である深田久弥氏は、両神山の山容を下記のように「ギザギザした頂稜」「空中に突き立っているような」「威圧的な山容」などと表現しています。今年の最後のツアーはお天気に恵まれて穏やかな登山日和となり両神山山頂からは金峰山や奥秩父の山々から雪を覆う富士山、南アルプスも広がる展望抜群の視界でしたね。
今回のコースは、最短で登れて初級者向きの白井差新道からです(この時期は積雪はありません)。白井差新道は両神山の自然の美しさを知ってもらおうと白井差に住む山中氏が私有地の中に開いた登山道からのピストン山行でした。
- 2024/12/5 山車絢爛に冬夜華やぐ‼️ 色とりどりの山車曳きと大輪の花火に魅了。埼玉県秩父市の秩父夜祭りを見学してきました。
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2024/12/3 秩父神社の例大祭「秩父夜祭」見学 (埼玉県秩父市)
明日に登る両神山の前夜は、日本三大曳山祭のひとつ「秩父夜祭」も併せて楽しみましょう。
京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられる、秩父神社の例大祭。毎年12月3日をメインに行われる。軽快なお囃子にのって笠鉾と屋台の計6基の山車が巡行し、冬花火が空を染める。
地響きのような太鼓のリズムと「ホーリャーイ、ホーリャーイ」という囃し手のかけ声に合わせて絢爛豪華な笠鉾と屋台が進み、空を冬花火が彩る……。“真冬の夜の夢”とでもいうような光景が繰り広げられる秩父夜祭は、埼玉県西部にある秩父地方最大の祭りだ。一帯の総鎮守である秩父神社の例大祭であり、付祭りとして始まった山車の曳き回しも江戸時代からの歴史がある。祭りのクライマックスは12月3日の夜。秩父神社を出発した御神幸行列や山車は、目的地である“お旅所(たびしょ)”に着く前に急坂の団子(だんご)坂を上る。高まる掛け声に合わせ、最大20トンの山車が曳き上げられるさまは迫力満天でしょう。