裏磐梯からめざす厳冬期にしか見ることができない幻の氷瀑イエローフォールの山旅‼️
2025年2月18日
2025/ 2/15 裏磐梯イエローフォール3時間の山旅ツアー‼︎
今日は長いトンネルから抜け出たような、裏磐梯一帯は風もなく陽射しが眩しく暖かい一日になりました。こんな恵まれた冬の陽気になるのは本当に珍しいですね。磐梯山エリアのスキー場も大勢の方々で賑わっていたようです。裏磐梯の壮大な景色を楽しみながら、雪原を縦横無尽に歩くスノートレッキングスタートです。

リフトを降り、裏磐梯スキー場を見下ろすと絶景が‼︎ 眼下に見えるのは、1888年の磐梯山大噴火によってできた桧原湖や五色沼をはじめとする裏磐梯の湖沼群が見えます。水蒸気爆破によって小磐梯を崩壊消滅させ、岩なだれが川を堰き止めました。まさに此処が裏磐梯エリアとなります。「噴火」と言うとマグマが流れ出てくるイメージがありますが、この磐梯山の噴火は水蒸気爆発による山体崩壊でした。

神奈川県からご参加されたfさま。ほんとうにお天気に恵まれてよかったですね。明日の雄国山ツアーにも参加されます。

凍結した銅沼(あかぬま)から裏磐梯に広がる絶景スポットです。湖上から櫛が峰、天狗岩が見られます。

凍結した銅沼を縦横無尽に闊歩するスノーハイカーの皆さんです。

荒々しい櫛ケ岳が大きくなって迫ってきました。スタートして小1時間を過ぎると汗ばむような陽気になりました。アウターを脱ぎちょうど良いくらいになりましたね。

湖上を進むと立ち上がる噴煙が目の前に現れました。磐梯山が今も活きていることを肌で感じることができます。



振り返ると吾妻連峰を望むことが出来ます。左手から西大巓、西吾妻山、中大巓、家形山、一切経山、東吾妻山と山並みが続く。8の字のグランデコスキー場もくっきりと見渡すこともできる。やっぱりお天気がよいのが最高です😃

湖上から出て灌木の中をしばらく登っていくと目的地に着く。

イエローフォールとは、裏磐梯爆裂火口からできる凍りついた黄色い巨大氷瀑です。冬の厳冬期にしか見ることが現れないゆえに幻の氷瀑とも呼ばれています。雪解けした地中から硫黄分や鉄分を含みしみだし、幾層にも重なって凍りついている。今年は残念ながら雪の覆われてすこぶる小さいですね\(//∇//)\

イエローフォールが最終地点だが、スノートレッキングの魅力は澄みきった空気の中で雪景色を楽しむことが出来るのです。裏磐梯の壮大な景観や樹木観察や、バードウォッチ、ウサギやキツネの足跡を追いかけたりと、運が良ければ野生の動物にも出会うことが出来るでしょう。

ここから南に向かうと明治に噴火に現場の中心地です。180度以上ぐるっと取り囲む崩壊壁には成層火山の内部が見えます。小磐梯は銅沼の少し南側に位置し、その山の高さは沼より約650mの高さがあったようです。機会があればグリーンシーズンにぜひご案内いたしますのでよろしくお願いします。
積雪200mの中、安達太良山山腹にある沼尻源泉♨️をめざす‼️冬のエクストリームツアー開催。
2025年2月18日
2025/ 2/24(金) 安達太良山中腹トレッキングツアー
台湾からのお客様をご案内する、沼尻スキー場トップから安達太良山沼尻源泉地をめざすツアーが先日開催されました。長引く寒波で近年稀な豪雪となった沼尻高原ロッジからのスノートレッキングツアーです。普段でも入山することのない雪山限定コースをルートファイデングして進む醍醐味を味わって貰えたでしょうか。

私どもは沼尻高原ロッジ泊のnowhereトレッキングツアーのガイドを担当しています。沼尻高原ロッジは女性で世界初のエベレストの登頂に成功し、七大陸の最高峰登頂をも成し遂げた福島県出身の登山家、田部井淳子氏。生涯、山を愛し、オーナーを務めていた「沼尻高原ロッジ」は、たくさんの人々に愛された場所でもありました。晩年は「東北の復興」に主眼を置き、沼尻にも多くの方が訪れるようロッジの運営にもひときわ注力し、2016年に人生の幕を閉じました。その後、田部井淳子氏が愛した素晴らしいロッジを後世に残していくために、「沼尻高原ロッジ」そのままの名前で新たなスタートしています。

度々話題になってる福島県の大雪情報は、猪苗代町沼尻でも積雪はご覧のとおりです。

nowhereの屋根からずれ落ちた雪。これだけ降ると雪下ろしもできない状況で、駐車場の確保する除雪作業も大変になっています。

南斜面に広がる元沼尻スキー場跡のゲレンデも雪の覆われています。

沼尻スキー場リフトから上がって圧雪されたスノーシュールートを登山口まで登っていきます。そこで驚いたのは、この一帯が積雪2mくらいだったことが工作物の目安で分かったことでした。そのフェンスを乗り越えて硫黄川渓谷沿を進むと、温泉の滝(白糸の滝)落差60mを見ることができました(^_^)

画像をアップするとこんな感じになりますね。この先は雪崩の危険性⚠️があります。

次に沼尻登山口からラッセルしながら稜線をめざして登っていきます。そして、白糸の滝が眺められる展望台に到着。本来なら此処から、磐梯山から吾妻連峰まで望むことが出来るのですがガスっていたので残念ですね😢それでも、日ごろ雪とは縁のない皆さまはご満悦の様子でした♪

展望台を後にして、急勾配のラッセルが続きます。標高150mくらい進むと尾根に到着。ここからも展望が広がる眺望をご覧いただける筈でしたが、北側は依然ガスって見えなかったが、南側はかすかに雲が切れてきたようですね。

旧ゲレンデトップからの展望が時間とともに少しずつ広がってきました。正面には磐梯山がございますが残念ながら😢。

それでも楽しんで頂いていますか。

さあ、誰一人として踏み入れていない雪原を縦横無尽に闊歩しましょう(((o(*゚▽゚*)o)))♡

若干ですが陽が出てきました^_^ この辺は昨夜の風の影響が少なかったので樹林に雪が付いてきれいですね。


ようやく圧雪されたスキー場トップに着きました。お天気もだいぶ明るくなってきましたね。約5時間の行程でしたが楽しんで頂けたでしょうか。大変お疲れさまでした。
蔵王ライザから熊野岳へ、樹氷ビッグモンスターをめぐる山旅ツアー‼︎
2025年1月27日
2025年1/25〜26 蔵王最高峰熊野岳(1,841m)ツアー データ:歩行距離9、9km・累計標高差+399−749m・所要タイム4時間40分
今回も皆さまのおかげで実現できた恒例の蔵王連峰ツアーです。蔵王と云ったら冬期に育った(笑)樹氷のビッグモンスターなんですが、近年、地球温暖化の影響によりアオモリトドマツが害虫に喰われ立ち枯れが増える問題を抱えています。昨年は気温上昇が続いて2月ツアー時は見事にモンスターが解け崩れ落ちていました。今年こそはと厳冬期1月下旬に蔵王連峰ツアーを企画して望んだのですが…。リベンジで参加された方の期待に応えることが出来たでしょうか?

きょうは登山日和という天気予報だったので、ライザワールドスキー場から熊野岳・刈田岳をめざす登山者が多かったです。並んでチケットを購入してリフトを乗り継ぐのですが、クワッド(4人乗り)からペアリフトになるため渋滞が続いてます^_^ その合間に雪を覆う飯豊連峰をバックに記念写真を。例年にない寒さと大雪が降り続いたのでビッグモンスター期待しましょう。

遥か前方の飯豊連峰の雪景色がきれいに見えているのですが、上空は暗雲という兆しが感じられて来ました。そう言えば、テンクラ指数では急にAからCに変わったんです\(//∇//)\ ガイド説明で目の前の見え山並みは朝日連峰と言いましたが訂正します。

渋滞で乗り継ぐのにゲレンデトップまで時間がかかりそうですね。

第二リフトを降りたら、スノーシューをして、蔵王最高峰の熊野岳をめざしましょう。

ライザワールドスキー場ゲレンデトップから樹氷原エリアです。何と圧巻んでしょうか。この一帯はまだ温暖化の影響が少なくビッグモンスターと遭遇出来るのです\\\\٩( ‘ω’ )و ////

兎に角、登山者が多い一日になりそうですね。少しずつガスって風が出てきましたが、上列をなしているのでルートファイデングを意識する必要がないツアーになりました。これではガイドの本領発揮が出来ませんね^_^

避難小屋も半分くらい雪に埋まっているようです。

更に登っていくと、夏には蔵王エコーラインとして車が通過する道路を越えて進む。ちょうどこの一帯が宮城県と山形県の県境になりますよ。

数日前までの週末は最高😃の日だったのに\(//∇//)\ 山の天気は変わりやすいでーす♪

それでも予定の時刻にお釜に到着。分岐から左手の折れて約150mの標高を登り切ると蔵王最高峰の熊野岳になります。

強風で寒さが一段と厳しいく感じます。iPhoneのシャッターも必然的に少なくなるようですが、ここは頑張りましょうwww😆

ゲレンデトップをスタートしてから2時間半ほどで、熊野岳山頂に到着しました。お椀をひっくり返したように蔵王山からは何にも見えませんね\(//∇//)\

それでも、冬の蔵王最高峰に登頂した達成感はあります\\\\٩( ‘ω’ )و //// 遠方からご参加いただきほんとうにありがとうございました😭

鳥海山から朝日連峰、そして飯豊連峰、西吾妻連峰が見渡せる絶景地でしたが、心の目でご想像されてくださいね。

この天候ではお釜を覗いても何にも見えません。分岐に戻って刈田岳方面がかすかに見えてきました。鳥居⛩️もだいぶ雪が被っているようですね。


かすかに太陽🌞が出てくる兆候がありそうです。無積雪期には、蔵王ハイラインというお釜まで登れる道路があり、その横にはリフトで登ることが出来るのです。冬のリフトは凍り付いて樹氷にようになっています。

稜線から下山開始の頃になると、少しずつ明るくなって来ました♪

天候が回復することを皆んなで願いましょう🤲

明るくなってくると冬限定の登山ルートに設置されているポールが見えてきました。ホワイトアウトでなければ道迷いなく山頂に行ける強い味方でしょうか💪

白銀の世界のような雪景色が広かってきました。やっぱり日ごろのおこないをおテント様は見ているんでしょうwww😆


まさにビッグモンスターとの邂逅でしょうか\\\٩(๑`^´๑)۶////



目まぐるしく変わるお天気に翻弄されながらでも、樹氷群を満喫されている皆さんで


太陽🌞が眩しいくらいの天候になり、先ほどまでの寒さは何だったのだろうかと思わざる得ない。

これって何を想像されますか? 私はひつじでしたが様々なイメージでしょう。

スキー場を下山して来ると南手に飯豊連峰が見えてきましたね。今回は周りの展望を見ることが叶わないかったのは残念ですが、蔵王名物のビッグモンスターとの遭遇出来てよかったですね。

皆さまのご協力で予定の時刻に下山できました。帰りはかみのやま温泉♨️で疲れを癒しましょう。

今回のルートを確認されてくださいね。遥か広島県、愛知県、神奈川県、そして東京からご参加いただきありがとうございました。