九州の名峰 日本百名山をめぐる3日間の山旅。先ずは祖母山へ‼️お天気にも恵まれよかったです。
2024年6月6日
2024/ 6 /2〜4 祖母山〜九重山〜阿蘇山の九州の日本百名山を歩く3日間。
本州から海峡で隔てられた巨大な島、九州。個性豊かなそれぞれの山域は、ほどよい距離感で隣り合っており、ひとつ山を登るたびに、また次に登りたい山が見えてくる。どの山も標高2000メートルに満たないが、古くから万人に開かれてきた山は歩きやすく、そして奥深い。ミヤマキリシマが咲く九州をまるごと満喫できた山旅でした。

最高峰の高岳から望む噴煙の立ち昇る火口。有史以前から今日まで、阿蘇山は大規模な噴火を繰り返し、そのたびに周辺の地形を変化させ特異な景観を作り上げてきたようだ。(6/4撮影)
6/2(日)一座目は 祖母山(1,756m)です。 データ:歩行距離7、9m・累計標高差818m・歩行タイム4時30分。
祖母山北谷登山口に至る道路は、平日が工事中で土日のみ通過可能だと云うことが出発前に発覚。急遽、当初予定の阿蘇山から祖母山に山行先を変更。併せて、羽田空港の出発も遅れスケジュールの遅延が余儀なくされた。それでも、ご参加の皆さまのご協力で無事一座目の祖母山に登頂することが出来ました。

熊本空港からレンタカーで北谷登山口まで、阿蘇山を左手に見ながら約60kmとやはり遠い。祖母山は5時間を予定しているので、宿に入る時間が気になるところです。それでも13時15分に北谷登山口を出発できました。

北谷登山口から国観峠、山頂へと緩斜面のルートを選択。下山は最短距離だが傾斜がきつく岩場に通過もあるが、お天気続いているので登山道は乾いて大丈夫だろうと判断する。

比較的なだらかで危険箇所も少なく、初級者でも歩けるようでした。

稜線上に出てひと休み(^_^)ここから先もなだらかなアップダウンを繰り返して進むようですね。

満面の笑顔が素敵なSさん(^O^)朝ごはん少量なので体力持つかといつも心配です。痩せの大食いになれ٩(^‿^)۶

三県境! 文字どおり。大分・宮崎・熊本の3県が境を接しています。この登山道は九州自然歩道と云うらしいですね^_^

大分側の神原登山口からの分岐、国観峠!ここから祖母山の山頂が見えています。九州の山は限界森林がなく山頂付近も樹林地のようです。

沢すじの荒れ地を登りきること40分、祖母山の山頂に到着ですᕦ(ò_óˇ)ᕤ ここから笠松山、傾山を望むと九州では珍しくアルペン的要素を持つ山々で険しいコースのようです。

山頂付近にはミヤマキリシマも咲いていました。

男性諸君にしんがりを担当して頂いています。皆さん、登山歴が長いから登山基本があるんで安心してお任せしておりますよwww😆

日本百名山一座加えて達成ですね。今回のツアーで九州5座を達成される方もいらっしゃいますよ。

さてこれからが、二面岩など岩場や梯子が続く難所箇所を下山して行きます。くれぐれも注意して下山しましょう⚠️

悪戦苦闘の皆さま‼︎ 日頃の登山技術が試されることでしょう。

冷や汗を掻きながら慎重に歩いてきたので、冷たい冷気がちょうどいい感じでしょうか。

次から次と現れる梯子にも動じず、経験が今後に繋がりますね。

祖母山自体の成因は隆起ですが、その元となる山地が火山活動によって形成されたため、巨大な花崗岩が随所に見られ、低山部では渓谷、中高山部では断崖が多い地形が広がります。

沢すじには苔むしが多いですね。この一帯も雨が多いのでしょう。

山頂から2時間10分で北谷登山口に下山。見事に祖母山の周回コースを制覇してきました。お疲れさまでした(^_^) ただ今の時刻17時40分。これから、今夜の宿「阿蘇麓民宿あそげん」に向かいましょう。

祖母山から阿蘇山北側に位置する阿蘇の麓あそげんまで40km。道々から一面の広大な緑には阿蘇の雄大な自然の豊かをを感じることができました。最も九州阿蘇らしさを感じとれる場所を走って来たようです。明日は九重連山を予定しております。おかげさまで好天候が続く日々の山行となりました。
いつかはと思っていた奥日光の山々‼️ 梵字飯場跡から大真名子山~小真名子山~帝釈山~女峰山を縦走しました。
2024年5月27日
2024/ 5/26 女峰山(2,483m)周回コース。 データ: 歩行距離22、1km・累計標高差1,926m・タイム12時間30分(休憩含)
昨年11月に男体山を登った時、北に聳える女峰山や太郎山の雄姿が印象に残っていた。今回は女峰山の南に位置する大真名子山~小真名子山~帝釈山を縦走して女峰山まで歩くという、超ロングコースをトレーニングも兼ねて登ってきました。郡山を真夜中に出発して午前4時前に奥日光戦場ヶ原の梵字飯場跡駐車場に到着。鹿との遭遇も心配なので少し明るくなってから志津峠登山口まで約90分。笹薮を掻き分けながら急斜面を駆け上がり大真名子山へ。汗が吹き出るが気温は3度、休憩するとさすがに寒い。山頂から一旦下ってから(250m)小真名子山頂へ登り返す。視界が広がったら帝釈山と女峰山が目の前に現れる。第一印象で「なんと大きい山なんだろうか」。しかし、ここからザレ場を富士見峠まで300m下らなければならないのだ。そして鞍部からは、500m強の登りが待っていると思うと心が折れる。既に梵字飯場跡をスタートしてから5時間経過して累計標高差1,200mに達しているのだから…。そんな切ないながら達成感いっぱいの個人山行をご報告いたします。

梵字飯場跡から出発してから8時間。願い続けた待望の女峰山です♪(´ε` ) 帝釈山から細尾根を経て辿り着いた山頂まで、わずかの岩稜登りだった。

日光戦場ヶ原から、光徳牧場入り口を右に入っていくと裏男体林道です。昔は志津峠周辺まで入れたのだが、現在は車両駐車不可能です。梵字飯場跡に車を停めて志津峠まで約5km(約1時間30分)の林道歩きとなります。

天気予報どおりにならないのが山の天気だろう。気温7度だったので着込んで歩く。太郎山にはガスがかかっていて雄姿を見ることができない。

予定時間5時半に裏男体林道の志津乗越(志津峠)に着く。ここから右手には男体山、そして左手から大真名子山。朝食を済ませてから出発します。

ここから大真名子山から女峰山へのロングトレイルヘッド(登山口)です。笹の樹林帯が続く藪漕ぎが始まりだろうか。

山が近いだけに急勾配が続く。山頂までたかが1、8km、されど1、8km。約2時間かけて大真名子山を目指す。相棒の大森君の後をハーハー言いながら登る。

しばらく登ると巨岩が現れる。そこには何やらたくさんの銅像やら石碑が祀られている。辺り一面にはカラマツ林の新緑が多い。

岩場を右に巻いていくと、「千鳥返し」と書かれたクサリ場に。ここは日光山三危と称される難所の一つと聞く。登山道も登山者も少ないせいかだいぶ荒れているようだ。

志津峠から約2時間で大真名子山(2,375m)に到着。残念ながらガスっていて視界が悪い。汗だくで休憩したら寒さが一段と感じる。下界では連日暑かったので気温3度は堪えるね。

穏やかな尾根筋の残雪を踏み締めながら次の小真名子山に向かう。

この一帯は立ち枯れた樹木が多いようだ。ここから鞍部まで(高低差250m)下りる。こんなアップダウンが続くだろうと思うと、初老の私にとってはボディブローのように後から効いてくるのが心配だ。

少しずつガスが抜けて来たようだ。目の前には小真名子山が現れた。大真名子山からタカノ巣鞍部まで約40分。そして小真名子山への登り返し(約200m)。休憩をとってから山頂を目指そう。

この山域の植生はカラマツ林やシラビソが見られる。花芽のないシャクナゲなどの灌木も続く。

小真名子山(2,323m)山頂に到着。ピークからの視界はイマイチだ。何とかしてくれwww😆


小真名子山のピークから、富士見峠方面に進んだ場所に電波反射板があり展望スポットになっている。どうにか、次の目指す山、帝釈山と女峰山が見えて来た。大きな峰々に感動し2座が続く稜線上が何とも言えないくらい恰好良く、これから登ると思うと身震いするようだ。


ここから富士見峠(小真名子山と帝釈山の鞍部)まで、約300mのザレ場を下降しなければならないのだ。


長いガレ場に足を取られながらも、黄色いマークを頼りに降りる。そして、小真名子山から約1時間で富士見峠に到着。ここからエスケープする場合、約3時間で梵字飯場跡まで戻れる。ここまで来たら進む選択しかないかwww。

梵字飯場跡を出発して約7時間。帝釈山(2,455m)に到着。何という眺望だろうか\\\\٩( ‘ω’ )و //// 写真を撮ることなく展望のない樹林帯の中を登っていく。救いは比較的緩やかな登りだったので時間の経過と共に、一歩一歩と帝釈山山頂に近づいたようだった。確かに富士見峠から約500mの登り返しはつらいの一言です。

振り返ると、登ってきた山々が一望できるのではないか(^_^)長女(大真名子山)、次女(小真名子山)が見えています。長男(太郎山)は見えないかな?ここまで来れれば本望だろう。


相変わらず、南側のお父さん(男体山)はガスって見えないが満足度💯だ。

そして、本日のハイライトである帝釈山から女峰山までの稜線歩きが始まります。

途中の尾根に専女山というピークで見かけましたよ^_^ この先はクサリ場、慎重に降りよう。

小さなアップダウンを繰り返しながら、お母さん(女峰山)まであと一歩に近づいてきました。先客もいるようです。

帝釈山から約1時間の稜線歩きで女峰山(2,483m)に到着。ガレ馬場の狭い山頂で記念撮影。ここからはパノラマ展望ですね。

山頂からは北東に見える稜線は、赤萩山から霧降高原へ続く縦走路です。因みに、霧降高原から3時間で登って来た登山者と雑談。バスの時間があるので、登頂後即ピストンで戻るようだ。

ここから、唐沢避難小屋を経て戻る周回コースだ。樹林帯から急なガラ場に出る。足元の悪いルンゼを慎重にトラバースしながら黒岩尾根を降りて行こう。

山頂から約40分で小綺麗な唐沢避難小屋に到着。山頂から200m位降りる。今朝会った登山者は霜降高原から登り、この小屋に泊まったと聞いた。山頂まで登り返しての縦走とは大変だっただろうと思う。小屋泊まりは氷点下の世界かな。ここから、馬立を経て志津峠まで3時間かな。

避難小屋から下ると水場もあったりと相変わらずの急勾配が続いている。

ザレ場をトラバースしながらの難所はなく順調に進んでいる。

ふかふかの登山道を進むでいくとシャクナゲが咲いていた。あれほどシャクナゲを見てきたのに、この辺一面に咲いているのは驚いた。


唐沢小屋から1時間ほどで、ササ原となり荒沢との合流点に着く。ここが「馬立」で、南東に羽黒尾根の登山道が続いている。

ここら辺が、標高1,700m位の沢筋の鞍部で、最後に登り返し(約70m)が待っていた。これがつらかった\(//∇//)\

ようやく登山道から解放されて、富士見峠から続く林道で出る。

しばらくカラマツ林の中を降っていく。これからまだ登山口までは距離があるのでしっかり歩いていこう。

あ、男体山だ!本日初めて見ることできた\\\\٩( ‘ω’ )و //// いっぺんに疲れが飛んだようだ。先ずは志津峠までの緩いの登り道をコツコツと急ごう。このペースだと、梵字飯場跡まで約2時間。当初の予定時間よりも30分早いだろうか。

本日の総歩行距離22、1km・累計標高差1,926m・歩行タイム12時間30分。今回の女峰山縦走路は2日分歩いたような気分ですね。

お疲れさまでした^_^ 今朝4時15分に出発して16時45分到着。歩行タイム12時間30分(休憩含)。久しぶりにロングトレインだった。
小鳥のさえずりや爽やかな風を感じながら稜線を歩く‼︎ 蛤山は花の季節から新緑に移っていました。
2024年5月19日
2024/ 5/18 宮城県の蛤山(はまぐり) 周回コース データ:歩行距離10km・累計標高差+694m−681m・所要タイム4時間30分
蔵王連峰の南端から、さらに南西に5㌔、横川渓谷をはさんで不忘山対峙する山がはまぐり山です。最高地点が1,014m、山頂は981m。山頂部が貝のハマグリに見えることが山名の由来と聞く。雪が消える4月下旬からイワウチワやカタクリが咲き始め、ちょうどニリンソウやキクザキイチゲなどの高山植物が山肌を賑わしている頃のハイキングツアーだった。しかし、すでに山野草が咲く時期から新緑の季節になっていました。山頂からは目の前には不忘山が迫り、少し下ると展望が広がり宮城県最大の七ヶ宿ダムが見える絶景ハイキング日和でした。

今日は五月晴れと云ったところでしょうか^_^ 郡山市から約2時間、宮城県南端の七ケ宿町から登るはまぐり山ツアー出発です。

南麓の関からこの山を望むと、山頂部が貝のハマグリに見えることから山名の由来だそうです。今年登り初めの皆さまは、なだらかな山容にホッとしている様子です♪

薄暗い杉林に林道を登ると、やがて緩やかな道になる。樹林帯は緑が濃く青空とのコントラストを見ながらゆっくり歩いていく。


この季節はウツギの花や山ふじをところどころで見かける。


山椒の葉も匂いがいいので採って帰ろう。にしんの山椒もいいだろう^_^


あれがはまぐり山の山頂部かな。北西の南蔵王連峰に遮った蛤山は、限界森林のない里山だということで、雪解けも早く山野草の咲く時期も短いようですね。

この辺りからブナ林が現れてくる。



1時間も歩くと林道終点になり、蛤山登山口の標識がある。この山域はカモシカと月の輪くまの生息地、配慮して登りましょうwww😆

ブナ林、雑木林の尾根歩き、急勾配の階段も続いて汗が吹き出る💦。標高250mを登り切ると景色が広がり、荒々しい不忘岳が視界に飛び込んできた。しばらく休憩して楽しもう。

一旦、通り過ぎた蛤山山頂部。どうやら三角点にナビをセットしていたようだ。

この先は、以前無かった国体コース。この先の三角点を経て横川集落に下山する周回コースを選択しましょう。

お疲れさまでした(^_^)登山口から約2時間。はまぐり山三角点に到着です。

国体コースを少し下ると開けて展望がよい。宮城県17市町の水がめと云われる七ケ宿湖が見える。

この一帯の斜面に咲くニリンソウからキクザキイチゲなどの花目はもうない\(//∇//)\ どうやら5月の連休あたりがピークだったようだ。

下山ルートは急坂だったので転倒喚起を呼びかけて林道まで下り着く。

お疲れさまでした(^_^)ここからの林道は緩やかです。川のせせらぎを感じながら横川集落へ。そこから車を駐車した、東北最大級のやまびこ吊り橋駐車場まで進みましょう。帰りは桑折町半田山麓のうぶかの♨️に立寄り帰路に着く。