智恵子も愛した紅葉の絶景 安達太良山
2015年10月12日
安達太良山頂上辺りも萌えるような絶景の紅葉の見ごろを迎えています。
昨日はいわきから16名が参加されて秋の安達太良山トレッッキングをご案内してまいりました。ロープウェイで薬師岳に一気に上ったら、ここからは小雨ながら安達太良のおっぱいも見えて眼下には阿武隈山地や山肌にうめつされた紅葉のパノラマが開けました。しかし頂上に近づくにつれて風も強まり雨も本降りの状況から、急遽牛の背の稜線ルートをエスケープして峰の辻に下りくろがね小屋で昼食をして馬車道から奥岳に下山という行程になりました。

本来は秋晴れの紅葉を堪能していただければ良かったのですが、大自然は時よりいたずらをして猛威が襲いかかってくると時もあるのも山なんです。それでも一瞬であったが、雲がきれて展望が開けたときに参加者全員から歓喜の声が一斉に発せられた。「やっぱり来て良かった」この一言に安堵する私でした。帰り道のくろがね小屋辺りに山間の赤や黄色のコントラストはより輝きを増していましたね。きょう一日お世話になりました。
都心から僅か45分で緑豊かな大自然がある「高尾山」
2015年9月16日
東京都民の憩いの場所と云うのでしょうか。奥多摩の自然が豊かな高尾山に来ると、ここが本当に東京なのと思いたくなります。暑い時は軽井沢の避暑地まで行かないまでも、ここで、ゆっくりと山歩きが楽しめますね。
今回は日本山岳協会主催による中高年安全登山指導者講習会に二泊三日の日程で開催地の「高尾の森ワクワクビレッジ」にやってまいりました。山岳クラブの運営についてや中高年に体力等に応じた登山の知識や技術についての習得とともに研究協議を行いましたが、今回の研修を通して安全登山のための教育や人づくりなどやるべきことが見えてきたようです。

一日目の講義では中高年登山の現状と課題についてがテーマで、最近の山岳遭難の概況や中高年登山の背景と特徴、安全登山のための教育・人づくりについてまとめました。第二部では気象遭難の事例と遭難を防ぐためはどうすればいいのか?言わずと知れた気象予報を知ることが大切であり、天気図が読めるようになることと、スマホの予報を活用するのもいいのではと云うことでした。翌日は高尾城山北東尾根を歩きながら、ヤマテンの猪熊講師の観天望気からコンパスと高度計を用いてのナビゲーション実習も行いました。

城山では人の多さにびっくりしながら、しばし楽しい昼食の時間です。ここから眺める眺望も素晴らしい。

途中で遭難時の搬送法ロープワークの実習もしながら、高尾山頂上に到着です。えぃ、これがあのミシュラン三ツ星に認定された高尾山。地方からや外国の人からも愛されるハイキング・トレッキングの名所なのですね。

信仰の山高尾。その山中腹ある薬王院でお参りしてきました。
三日目は奥多摩における遭難の実態の報告があり、気象遭難を防ぐにはどうするかについてのグループ討議が行われて、まとめとなった。
私にとってはこの三日間の指導者講習会は意義深いものであった。