皇海山クラシックコースに挑戦‼︎ 噂どおり、栃木県側からのルートは最難関でした。
2023年9月14日
2023/ 9/9〜11 皇海山(すかいさん)クラシックルートツアー (データ: 2日間の歩行距離24km、累計標高差2,115m)
皇海山は栗原川林道の崩壊により群馬県側の最短ルートで登山ができなくなったので、日本百名山をめざす登山者にとっては悩ましく最後に残る山と云われています。古来から修験者の道として知られている栃木県側の通称クラシックルートを辿り、鋸十一峰と呼ばれる鎖やハシゴが連続する岩尾根を通過する超難関のロングコースに挑みました。果たして皇海山クラシックルートを克服できたでしょうか。
5月の宮之浦岳ツアー参加者からの提案で実現した特別ツアー。日本百名山ピークハンターが最後に残ると云われる超難関の皇海山ツアーのはじまりですwww😆。台風13号最中だったので、北茨城から合流の大森さんは台風の影響により遅れる旨の連絡があり、我々は一足先に銀山平登山口から庚申山荘へ出発します。
今日から3日間に山旅を楽しみましょう😊
今日は林道から登山道と比較的なだらかな道程を約4km歩きます。
お天気が心配されたが、なんとか小雨ぐらいで済み、ようやく一の鳥居到着。ここから今夜の宿泊地である庚申山荘まで修験道を登っていきます。
雨が上がって木漏れ日がさす、緑豊かな沢沿いの樹林の中を登ります。背に背負った今夜の食料が重いです\(//∇//)\
渓流のせせらぎが美しいと思いながら歩いていると、一瞬だが涼しさを感じ癒される。
庚申山までの旧道の面影が残る道標。これを目安にもう一息頑張りましょう。
小雨模様ですが、楽しい楽しい山行になりそうですね。
お疲れさま(((o(*゚▽゚*)o)))♡ 庚申山荘はもうすぐですよ。
かじか荘(銀山平登山口)を出発して2時間半。思いのほかの標高差だったが、分岐から5分で庚申山荘に到着します。
皇海山登山には欠かせない避難小屋「庚申山荘」です。電気なし、水あり、布団あり、当然、今夜の夕食は自炊ですがwww😆。
先ずは寝床を整えてから、今夜の山料理の仕度にかかります。皆さんのお手伝いいただきながら、巨匠大槻料理長の創作料理スタートでーす www🤣 鳥釜めしには、焼き鳥・あぶらげ・ふき油炒を加えて炊き込みます。
おつまみには厚切りベーコン焼き、ニンニク入りにマッシュルーム、玉ねぎ、茄子、ピーマン。イワシのオイルサーディン、牛タンなど。
大森さん、1時間遅れで到着。待っていたのはビール、冷えた12本だったとさwww😂。台風直撃最中でも参加させて感謝感激🥲でーす。
庚申山荘には明日から登る登山者が結構多かったですね。我々がダイニングルームを独占して申し訳なく反省しています。これでほんとうに明朝から皇海山に登れるのでしょうか?皆さんに分担して荷揚げしていただいた食材と赤ワインが美味しいでーすね。
おはようございます。
ただ今、朝の6時になりました\(//∇//)\ 既に、山小屋泊して他の登山者は早朝3時ごろから出発して最後までいたのは我々だけでした。朝食メニューもしっかり食べてから出発です。これでほんとうに山頂まで行けるんでしょうか?
庚申山荘から庚申山頂まで約2時間弱だったが、岩場や鎖場、ハシゴと直登と云ったルートだったのでのんびりムードとはいかなかった。蒸し暑いので、全員でズボンを捲って歩こうwww。そんなことで緊張感もほぐれ先を急ぐ。
庚申山頂(1,892m) 一気に登った感じだったが、小屋を出発して標高差350mくらいかな。ここからは稜線上のアップダウンの繰り返しが待っている。
庚申山すぐに絶景地が待っていた。奥深い山並み、そこは左手から、鋸山そして皇海山だった(^_^)
ここまで来れたのも感無量\\\٩(๑`^´๑)۶//// さてこれから皇海山めざして頑張ろう!
庚申山からは樹林帯だったり細尾稜線歩きと続きます。
ここから、御岳山、駒掛山、渓雲山、地蔵岳と鋸11連峰が続きます。この辺で時間を稼がないといけないと思うのですが。
薬師岳でヘルメットを装着して難関ルートに挑みます。
見えるのが鋸山山頂ですが、ここから約1時間の難関ルートを進みます(。-_-。)
先ず最初は鎖場のながーい下りですね。最初は悪戦苦闘してましたが、何回も繰り返すと上手くなりました。気づいたのはコースをグループで行動すると、一人一人確認してから次に移るので結構時間がかかると云うことでしたね。
核心部と云われる鋸十一峰を越えて(特に薬師岳から鋸山の間)鋸山山頂に到着しました。庚申山荘6時に出発して約4時間が経ち11時を回った時間です。ここから皇海山まで約90分。一旦、鞍部に下り約350m登るのですが、どう考えても予定時間まで銀山平登山口に戻れないことが発覚する。行程管理が甘かった\(//∇//)\ ここから勇気ある撤退を提案する。
待望の皇海山のピークハント出来なかったが、それでも難関ルートを克服して鋸山山頂に到達できた達成感はあるだろう。ここから六林班峠を経て戻ると庚申山荘まで4時間。そして今夜の宿「かじか荘」まで夕方6時まで着くだろう。
鋸山山頂手前の分岐から六林班峠分岐まで一気に下ります。
撤退と決まったら行動が早い(。-_-。) 難関ルートは避けて六林班峠経由で下山。但し、このルートは標高を下げてトラバースしていくので距離が長い。ということは時間がかかるということです。
笹薮に悩ませながらダラダラと下ります。時より沢越えがあるときは、冷たい水を浴びて疲れを癒しましょう。
笹で覆われた登山道ぬ加えて標高が下がらないダラダラして長いし展望もない下山ルートは辛いですね。
午後3時過ぎ、ようやく庚申山荘に到着しました。デポして荷物を整理してから登山口まで約2時間、頑張りましょう。生ビール🍺が待ってますよwww。皆さん、たいへんお疲れさまでした。今回はあと少しで皇海山を極めることは叶いませんでしたが、鋸十一峰を無事歩くことができ充実した山行だったかと勝手に思っております。