奥会津の山々の紅葉が映える季節🍁 来季のツアー下見を兼ねて、浅草岳に登る
2018年10月25日
奥会津浅草岳の高さは、たかが1,585mされど1,585m。
10月23日、10年ぶりに浅草岳田子倉登山口(標高500m)からソロでピストンしてきました。標高こそないが、眼下に広がる田子倉ダム、鬼ケ面山と南岳は山腹の壮絶な絶壁と深い谷、幽ノ倉沢から只見尾根取付付近の紅葉、トチやブナの巨木など、すべて魅力的でした。
新潟県との境に位置する只見線。平成23年度の豪雨で田子倉駅は廃止されたと聞く
今日の田子倉登山口(標高500m)。ここから沢沿いのブナ林を歩く
ブナやトチなどの巨木が続く
幽ノ倉沢、ここが唯一の水場になる。只見尾根に取付くと急登が続き、少しずつ紅葉が見ごろである
登山口から1時間。しだいに視界が開けてきた。雲海の中に只見湖が…。
細尾根で出たら、目の前にめざす浅草岳がくっきりと見える
剣ヶ峰から只見沢が深く切れこみ、鬼ヶ面山と南岳を結ぶ尾根から落ちた岩壁がみごとだ
段々と高度感が…。累計標高差1,250mけして侮れない山である。この時期にしては風もなく気温を高いせいか汗ばむ陽気となる
遠くに燧ヶ岳を望みます
浅草岳山頂から振り返れば田子倉湖が大きく光っている
西側に続く稜線は新潟県側。今度は前岳から鬼ヶ面山の尾根歩きもいいだろう
登頂まで3時間15分。苦しいが豪快な眺めを味わいながら登りたい
標高1,250m、4,7kmの距離を2時間で下山。
浅草岳は福島新潟の県境に位置する日本三百名山です。来期のツアーに加えたい奥会津の名峰でした。 2018/10/23
ミレーに出逢える美術館
2018年10月10日
南アルプスツアー最終日は山梨美術館に寄ってきました。山梨美術館は、1978年の開館からジャン-フランソワ・ミレーの作品コレクションが所蔵されています。そして今、開館40周年記念新収蔵作品も新たに観れる…そして、オルセー美術館に里帰りしていた作品「落ち穂拾い、夏」も一年越しで堪能させて頂きました。
ミレーの代表作「落ち穂拾い」フランスオルセー美術館で所蔵
セーヌ川沿いにあるオルセー美術館
ミレー館の第1室では山梨県立美術館のミレーコレクションをご覧いただけます。《種をまく人》のほか、《冬(凍えたキューピッド)》《鶏に餌をやる女》《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》《グレヴィルの断崖》《ポーリーヌ・V・オノの肖像》等を展示しています。新収蔵作品《角笛を吹く牛飼い》は9月11日から展示しています。
《落ち穂拾い、夏》油彩・カンヴァス1853年 山梨県立美術館所蔵
山梨美術館2f「富士見の窓」
ここから富士山がきれいに見えました\(^-^)/
八ヶ岳赤岳に行く文三郎ルートの階段は何段でしょう?
2018年9月18日
南八ヶ岳主峰赤岳にガイド下見に来ています。
今、八ヶ岳は北アルプスに次いで人気の山になりました。そういえば、ロハスハイキングツアーで八ヶ岳はやってないなぁ…と思ったら、今朝長野に向かっていました(笑)
久しぶりの八ヶ岳のベーシックコース美濃口から文三郎道経て赤岳山頂まで5時間。先ほど、赤岳展望荘の五右衛門風呂に入ってのんびりしています。ここは2750m稜線上の山小屋ですよ。明朝は硫黄岳まで縦走して下山します。
なんとか、明日はガス抜けてほしいですね。
さあ、美濃口から行者小屋まで2時間、南沢ルート出発です
木道をマムートが協賛?行者小屋から一気に赤岳に行く文三郎ルート。急勾配の階段登りが続くので慎重に歩きましょう
この岩稜を東側から北に廻り込んだら赤岳山頂です
山頂直下の稜線上に今夜泊まる小屋があります。なんと五右衛門風呂があるんです(^◇^) 夕食も、鳥のトマト煮や山菜ご飯、そして豚汁も美味しく頂きました。
南八ヶ岳2日目、6時過ぎたら雨もあがりました。ガスが切れて行くようです。
八ヶ岳稜線の紅葉も少しずつ色づき始めているようです。幻想的な雲海のオブジェ中で、赤岳展望荘から横岳ルートを硫黄岳までの縦走でした。鎖、梯子、ナイフリッジと続く。とは云ってもすべて約5mくらいかな。北アルプス大キレットのプチ版、でも迫力満載の八ヶ岳縦走路でした。
硫黄岳山荘を過ぎたらあと15分登って硫黄岳到着。サッカーが出来るぐらい広い山頂ですが東面は爆裂火口がありました
先日の台風直撃でだいぶ倒木がめだつ登山道でした
ステーキが食べれる人気の山小屋 赤岳鉱泉です。ここから美濃口まで80分。ビール🍺込みの昼食タイムです。
結果的に雨にも遭わず、長野県八ヶ岳最強の風もなく赤岳から硫黄岳までの縦走を楽しんで来ました。ぜひ来期のツアーに加えたいコースでした。
加藤 文太郎(かとう ぶんたろう)とは、大正から昭和にかけて活躍した登山家です。複数の同行者が協力し、パーティーを作って登るのが常識とされる日本山岳界の常識を覆し、単独行によって数々の登攀記録を残した。登山に対する精神と劇的な生涯から、小説(新田次郎著『孤高の人』、谷甲州著『単独行者 アラインゲンガー 新・加藤文太郎伝』)やドラマのモデルとなった。 わたしの好きな登山家です。
2018/9/13〜14