東北一高い山 燧ヶ岳縦走(御池~見晴)から裏燧をめぐる‼️ 充実の尾瀬3日間でした。
2024年6月26日
2024/ 6/18〜20 遥かな尾瀬を巡る3日間の個人ガイド
檜枝岐村からちょっと足をの伸ばすと、そこは自然の宝庫、あこがれの尾瀬。遠くに聞こえる野鳥のさえずり。季節を彩る可憐な花々、長く長く続く木道…。
先週はアメリカ合衆国ワシントン州からのお客様を尾瀬にご案内してきました。ご希望のオプションは源泉♨️と東北の山を堪能されたいとメールをいただき、私どもの提案から日本を代表する高層湿原の尾瀬歩き3日間プラン選択されました。初日の尾瀬沼散策時は雨に遭いましたが、翌日からの燧ヶ岳縦走はお天に恵まれて最高の登山日和となりました。
ようこそ!はるかな尾瀬へ。天上の楽園と称される尾瀬。そのルートは険しく…と紹介したくなるが、実は檜枝岐村の沼山峠入山口からなる、最短で約40分。そこに広がるのは、尾瀬の中でもニッコウキスゲの群落で名高い「大江湿原」。あいにくの天気で燧ヶ岳を望むことは出来なかったが、独り占めで尾瀬に出会うことが出来ました♪(v^_^)v
大江湿原を尾瀬沼に向かうと燧ヶ岳が望むことができる筈だったが、残念ながらガスって見ることが出来なかった。それでも、大自然を歩くと心の中が澄んでいくようです。
大江湿原一帯は、残念ながらタテヤマリンドウも終わり主役となり得る高山植物の花々は少ないようだった。尾瀬ビジターセンターでは尾瀬の歴史や動植物の知識を再発見出来ました。
今夜の宿は檜枝岐村温泉にある、松源さん。山菜から川魚などのもんづくしを堪能させて頂きました。裁ち蕎麦も美味しい😋
温泉♨️は近くに燧の湯へ。下山後も温泉に寄ってきました。朝食のマエタケご飯が美味しい😋。朝日を浴びた窓ぎわからお花が印象的でした。今日から燧ヶ岳トレッキングです。
燧ヶ岳登山口御池に20分ほどで到着です。遠方からのご参加だったので、天気予報と睨みっこしたせいか青空が広がる天気になりました☀️
樹林帯から岩場をたどるが昨日の雨でぬかるみがあるか心配😟だ。湿地のミズバショウはバケモノのように育ったいるwww。
広沢田代湿原(1800m)まで約60分。岩がゴロゴロした急斜面が続く悪路がしんどい😓
登山着脇にはアカヤシオが咲いている。
程なく視界が広がると湿度帯に到着する。
広沢田代高層湿原地には、チングルマ、ワタスゲ、タテヤマリンドウなど、高山植物が咲き誇っている。池塘越しに会津駒ヶ岳が見渡せる(^_^)
まだ濡れたワタスゲは、アンシュタイインの白髪のようだとwww😝
そこを抜けると再び、湿原帯「熊沢田代」。この辺で標高1950mだろうか。目の前には燧ヶ岳俎グラが望める。ここから山頂まで標高400m弱、暑いけど💦頑張ろう。
振り返ると先ほど通った田代湿原が眼下に望む。もうこんなに登ったんだね。
豪雪地帯に耐えて咲くイワガガミも美しいですね。
尾瀬国立公園一帯に咲くヒメシャクナゲも可憐で、ついシャッターを切りたくなるお花ですね。
そんなお花畑に囲まれてのワンショットでーす♪(v^_^)v 後ろには雪渓がありますよ。
チングルマの群落が一帯を埋め尽くしていました(^O^☆♪
山頂直下の谷スジにある雪渓は約200mほど直登するコースです。ステップキックをしながらつぼ足で登れますが慎重にね。
お疲れさまでした♪(v^_^)v がれ場を通過して最後の急斜面を登り切ったら一旦鞍部に。程なく、燧ヶ岳山頂です。ご承知のように双耳峰の燧ヶ岳は、御池から登ると先ずは俎グラ。ここから後ろに最高峰の柴安グラが見えてますね。
山頂からは尾瀬沼が広がっていました♪(v^_^)v前日はあそこから燧ヶ岳が全く見えなかったのに最高の気分でしょうか😃
柴安グラの左手には至仏山から上州の武尊が望むことが出来ますよ。
そしてそして、登山開始から4時間で念願の燧ヶ岳最高峰の柴安グラ(2356m)山頂に到着しました♪(v^_^)v 因みにグラとは岩を意味します。
ここからは遮るものはない360度パノラマ絶景です♪ 広大な尾瀬ヶ原を挟んで至仏山が対峙しておりますよ。眼下に見える尾瀬ヶ原までは標高差1000mあるのですが、米つぶのように歩いているハイカーが見えました。
昼食を摂ってからしばらく休憩タイムです。民宿のお弁当のおにぎりが大きくびっくり‼️ Mさんは日頃から山歩きをしているので軽快な歩きですね。
越後の山々はゼブラ状の雪渓が特徴的でしょうか。絶景を感じながら、尾瀬ヶ原見晴に向けて下山開始します。
悪路の見晴新道と云われる急登を一気に下りる。ぬかるみもなく150分位で見晴山小屋エリアに到着です。
只今の時刻2時半。平日だったので登山者も少ないのでゆっくりと休憩しましょう。
南北に続く尾瀬ヶ原(約7km)の先には至仏山がゆったりした形状に見えています。ワインを飲みながら暫し山談義をしましょうかwww😆
歩荷(ぽっか)は、こんな感じで荷揚げしておりますよwww。これは空箱ですが。
燧ヶ岳の伏流水を汲んだら、本日の宿泊地「温泉小屋」に向けて出発しましょう。
美晴から尾瀬ヶ原に南下すると、今下山した燧ヶ岳がこのように見えて来ますよ。
時間があれば、至仏山まで尾瀬ヶ原を闊歩したい気分になるますね。
以前、4回ほど登った雪山限定の山「景鶴山」。最近では、雪不足で残雪期の4月末に登れないようになるのかと危惧しております。
尾瀬ヶ原唯一、温泉♨️が出る山小屋「温泉小屋」到着です。先方からガイド依頼をいただいた時、最初に予約しました。
翌日は郡山戻り2時半ということで、朝食後即出発しましょう。
おはようございます🌞 山小屋の温泉♨️を堪能されましたでしょうか。これから裏燧をまわって御池登山口までも戻りましょう。
残念ながら三条ノ滝の沢コースをパスして最短コースを選択。軽快に飛ばすと10時過ぎには大丈夫かな。
目安の吊り橋まで2時間。ここで休憩してから、燧裏林道の湿原を楽しみましょう。
青空に夏雲が浮かんでいる。ここからは湿原木道歩きがはじまる。ここは上田代です♪
乾いたワタスゲは大きく、風に揺られている。
お天気の尾瀬は荷揚げで忙しくヘリコプターが行き交う。ー
6月中旬に入ったら、大江湿原より裏燧がお勧めでしょうか。
Mさま、3日間お疲れさまでした。大自然が残る尾瀬国立公園を充分楽しんで頂けたでしょうか? いつかシアトルにお邪魔したいですね。最後は、お約束どおり燧の湯♨️に寄りましょう。
馬坂峠を起点に、絶景パノラマの帝釈山を経て高層湿原が広がる田代山まで歩いて来ました。
2024年6月17日
2024/ 6/15 南会津帝釈山&田代山ツアー データ:総距離7、5km・累計標高差+−680m・タイム5時間40分(休憩含)
尾瀬(南会津)でオサバグサを見ることができるのは田代帝釈山系だけだろう。山開きが行われる6月上旬(今年は9日だった)オサバグサが咲きはじまり、初夏には田代山湿原一帯を白く染まるワタスゲ、盛夏にはトキソウやアサヒランが咲き乱れ、秋にはキンコウカの草紅葉とベニサラサドウダンが真っ赤な紅葉が美しい。そんな田代山に帝釈山とセットで今年も登ってきました。
檜枝岐村から約15kmの林道(大部分が単車線の砂利道)を走ると馬坂峠に到着する。登山口には約20台分の駐車スペースとトイレがあります。ここは標高1,790mあり帝釈山山頂まで約50分の道のりとは、登山者にやさしい山行になりそうですね。時刻は9時を回ったところです。それでは出発しましょう。
そんなことで途中の様子は割愛させていただきますwww😆 とは言っても急斜面を登ったので汗だく💦でしたが皆さん頑張りました。さて、檜枝岐村では帝釈天を守護神といわれている、帝釈山(2,060m)山頂に到着です。(時刻9:40)
お天気になりました♪(v^_^)v 山頂からはほぼ360度パノラマ絶景です。北に吾妻・安達太良連峰さらに奥には飯豊連峰が眺められます。
南側に広がるのは日光連山。1ヶ月前に登った女峰山や関東以北標高がある日光白根山などが連なっていますね。
若干の残雪が見える会津駒ヶ岳や燧ヶ岳、そして越後三山をバックに記念撮影です。余裕というか物足りない様子の皆さまでしょうかᕦ(ò_óˇ)ᕤ
休憩を終えたら、プリンのような形に見える田代山に向けて出発しましょう。この一帯にはオオシラビソ(アオモリトドマツ)も見られます。
岩場(梯子)を一旦下りて、鞍部(コル)のアップダウンを繰り返しながら2kmほど歩くと目的地ですよ。ここからの眺めも高度感もあり最高です。
樹林帯を下りていくとアカヤシオが咲いていましたよ^_^ やっぱりお花を見ると癒されますね。
そろそろ出番かと待ちくたびれた、オサバクサの登場ですwww😆
以前は帝釈山一帯に生息していたオサバクサはだいぶ少なめになったようです。この先の田代山への登り返し辺りから群落が見られるかと思いますので今しばらくお待ちください。
それにしても、オサバクサは可愛い花とギャップのあるギザギザした葉っぱが特徴的ですね。田代山までの道すじには、ミツバオウレンやゴゼンタチバナも密集しております。
帝釈山から約1時間で田代山避難小屋(弘法大師堂)に到着です。ここには綺麗なトイレがございます。今日のメインイベントであるお花畑の高層湿原を歩く前に、お腹も空いてきたので昼食タイムとしましょう。(時刻11時15分)
それでは、本日のメイン田代山高層湿原歩きに誘いましょうwww。
樹林を抜けると広大な山上湿原が現れた♪(v^_^)v 田代山の山頂部は、世界的にも稀とされる単一の台地上に湿原が広がり(約20ヘクタール)最高点の標高は1,971mで、会津駒ヶ岳の湿原、燧ヶ岳熊沢田代と同程度の標高にある高層湿原です。
真っ青なタテヤマリンドウや黄色のチングルマは一面じゅうたんのように咲いていますね。
なんと可愛いのでしょう🩷 ヒメシャクナゲの登場です。iPhone15ポートレート撮影ですがまだ慣れていません。
爽やかな感じです。風にゆられるワタスゲ等の季節でしょうか。
果てしなく続くような田代山高層湿原の木道。はるか先には会津駒ヶ岳が見えています。今年も来れてよかった♪(v^_^)v ご参加の皆さんありがとうございます😊
つい嬉しくなってきましたね。こんなお天気でほんとうによかったとつくづく思う瞬間です^_^
青空と夏の雲、湿原に点在する池塘。このロケーションが田代山ツアーのビジュアルになっていますwww。
田代山(1,971m) 本日2座目の記念撮影でした。笑顔が絶えない皆さまです^_^
学生時代にワンゲルで登った思い出の地。いかがでしたか、Nさん。
千葉からおいで頂いたMさま。いつも有り難うございます。
いつもロハス投稿にLINE頂きありがとう😊 Hさま。
頑張り屋さんのMさん。北海道ツアーでお会いできるのを楽しみにしてますよ。
毎年毎年違った表情を見せてくれる田代山湿原ですが。ワタスゲで埋め尽くされるこの時期に次回も訪れたいと思います。
目に焼きつくようにタテヤマリンドウのタテヤブルー🩵が忘れられないでしょう。
忘れていませんよ^_^ 寒風に耐えぬきながら咲くイワカガミたちも。
終わりかけて果穂になりつつあるチングルマもなんとか綺麗に咲いていました。それでも初夏に咲く花たちに出会えてよかったです^_^ 田代山ありがとう😊
ゆっくりと花の百名山を楽しんで頂けたでしょうか。田代山から一旦、鞍部に下りて帝釈山まで登り返しがたいへんだったと思います。
帝釈山頂直下の辺りにはシャクナゲも咲いていましたのでごらんください。
今年初めての奧会津ツアーでしたが、温暖化のせいか会津の山々には残雪が見られない風景でした。田代山高層湿原も例年より雪不足や雨が少ないようでだいぶ湿度も乾いていました。それでも流入河川のない単一台地の頂上にどうして湿原が広がっているのか不思議ですね。答えは「泥炭」残雪や雨の水分を泥炭層がスポンジのように蓄えているからです。そうして、たくさんの高山植物が咲いているのでしょう。
日光男体山から望む皇海山(すかいさん)は颯爽としていた。今回は皇海山クラシックルートに再挑戦して来ました。
2024年6月10日
2024/ 6/ 9(薄雲のち小雨) 皇海山(パーティ1名) データ: 総距離25、8km・累計標高差+−2,267m・コースタイム(標準)14時間40分/ 自己12時間38分
昨年見事に玉砕した日本百名山皇海山(2144m)に再挑戦してきました。長時間の山歩きを強いられる百名山難関クラシックルートをたどり、核心部ともいえる鋸十一峰越え(特に薬師岳~鋸山の間)は、高度感のある岩場の登降下が連続するハイレベルといわれる登山コースです。急勾配の庚申山を登りきってから十ほどのピークを越えて鋸山に達する。鋸から一旦深く不動沢のコルへ下がって難路から開放され、それから皇海の山頂まで一途の登りになる。銀山平を出発してから約6時間30分を要した。
思い立ったら行動しょうと、郡山を真夜中1時に出発。日光足尾町の銀山平登山口に3時15分に到着。駐車場は登山者でいっぱい🈵で驚く。ヘッドランプを着けてスタート。昨年泊まった庚申山荘は閉鎖されてるので、皇海山を日帰りするには早出が必須になりました。(時刻3:35)
山道歩き3km、一ノ鳥居から登りが始まります。この先でコンビニ弁当で朝食をとる、(時刻4:15)
ここまで要した時間約2時間。どうやら辺りは薄明るくなったようだ。昨年泊まった避難小屋庚申山荘でひと休み。汗だくで担いだビールと山料理での宴会は楽しかった。そういえば出発が遅れ鋸山で断念したことも良い思い出だろうか。(時刻5:25)
庚申山荘から岩場の急登が続く。庚申山まで標高差450mに息が切れ、ツワモノ達に抜かれながら歳を感じる。
やはりマイペースが疲れないのだが、1人だと休憩を取らないでペースが早くなるようだ。その結果、汗だくでバテ気味です。
登りきると絶景が待っている♪(v^_^)v下山まで雨が降らないことを祈る。
皇海山の前山の庚申山は馬琴の「南総里見八犬伝」の中にも出てくる。関東では有名な信仰の山であって、徳川時代に栄えたらしいが、その奥ノ院が皇海山だったという。(時刻6:37)
そこから程なく絶景地です。奥深い皇海山と鋸山が一望できました。颯爽と峰頭をもたげ、一気に下の沢まで落ちている姿は、思わず脱帽したいほどの気品をそなえています。
ここからアッダウンを繰り返して、核心部の岩場まで進みます。
ピークにはすべてに名前がついているので信仰登山の名残りであろう。
最後の岩場が続く核心部に到達。ここでヘルメットを装着(忘れた\(//∇//)\)し、鎖場やハシゴの登降下がはじまる。
前を行く登山者ば小さく見えますね(^_^)
小さな花が岩場に群生している。可憐さに癒されるようだ。
この一帯の砂礫に咲く、イワカガミにもスマホを持ち出す。
そして、昨年登った鋸山に到着。ここは通過点、ここからが本番であるwww😆 (時刻8:37)
もう既に、ガスって北西部の視界が見えなくなってきた\(//∇//)\
関東方面は薄らと展望が開けています。
下山ルートの六林班尾根。南には六林班峠を経て袈裟丸山に続き、北に三俣山を経て宿堂坊山、錫ヶ岳、白根山へ伸びている。
鋸山から急な岩場を下りて不動沢コルまで20分。これを登り返しと思うと気が重い。先ほど登った庚申山がが際立って大きく見える。やっぱり下山ルートは、二度と歩きたくないと思っていた六林班峠から戻ろう。
コルから皇海山までの登りもきつかったが、待望の峰に逹ことができた♪(v^_^)v日本百名山を意識してから加えた一座ですwww。(時刻9:50)
山頂は木立に囲まれた静寂な小平地で、見晴らしは利かない。しかし庚申から皇海まで至る途中で、ガスってはいたが時より展望を開けたまずまずの山行だった。
皇海山で休憩後、一旦コルに下って鋸山への登り返しです。山頂を見ると、確かにノコギリのように尖っている。最後の岩場を登ろう。
鋸山から下山ルートは六林班峠を経て庚申山荘をめざします。ここから笹の藪漕ぎと単調な上、長い登山道を歩かなければならないのです。(要した時間3時間でした)
庚申山荘辺りから雨が降り出した。天気予報早まったかな。ここから銀山平登山口まで傘をさして下ります。(時刻3:58)