中ノ沢沼尻の源泉を楽しむ”エクストリーム温泉“ツアーガイド報告でーす。
2021年11月9日
2021/3/5 安達太良山沼尻源泉かけ流し体験ツアー
知る人ぞ知る、エクストリーム温泉「沼尻野天温泉」って、皆さんご存じでしょうか?中ノ沢沼尻の源泉エリアは、安達太良山中腹(標高1300m)の渓谷沿いから豊富な温泉が湧いているんです。この源泉は単一湯口から湧出量は毎分13,400リットルと、これは日本一なんだそうです。これって具体的に言うと25メートルプールが45分でいっぱいになるくらいなんですが、ホント凄い量のお湯が湧き出ています。安達太良山上流から硫黄川と合流して程よい自然温泉となるのです。こんな大自然の中にある温泉って一度は入りたいと思いませんか? ロハスハイキングでも来季はツアー実現したいと思っております。
私は昨年から沼尻エクストリーム温泉ツアーのガイドを依頼されています。今回は首都圏から参加の皆さまでーす。
沼尻登山口から約1時間かけて沼尻源泉エリアに到着。ここを60m下りて洞窟温泉から野生味溢れる野天風呂体験が待っています。
沼尻温泉源泉地(^_^)この湧出量には圧巻ですね。湯の花がたくさん出て、以前は草津温泉のお土産としてここで採れた湯の花を売ってたと聞きました。
どうでしょうか♪(´ε` ) 流れる川が温泉だなんて信じられますか?
ここでは水着を着て入っていただきます。悪しからず。
インスタ映えも♪(´ε` )
実は、数日前に我々ガイド仲間たちと安達太良山登山後に野天風呂を体験済みでした。エクストリーム温泉の名の通り、他にはない最上級のアクティビティ体験ができるまったく新しい温泉ですね。
今期のツアーも一段落したので、恒例になった焚き火の会を再開する‼️
2021年11月2日
2021/10/30 秋晴れの安達太良連峰沼尻周回コースを歩く
数年前からガイド仲間と立ち上げた「焚き火の会」。何のことはない、それぞれ遠方から登山口に集まって酒を呑むだけのことなんです。造園業を営む大森君は薪に事欠かないし、私は料理マメ人間。我々には制限されたキャンプ場ではなく大自然での野営が相応しいのかな。山、お酒、温泉が有ればなお最高なんです。今回も登山後は中の沢温泉源泉である沼尻元湯でゆったり温泉を楽しんできました。
3人揃った酒好き親爺たちですが、いつも登山者の安全安心を心がけながらガイドしています。
この時期の安達太良山沼尻コースは結構好きなんです(^_^)紅葉も素晴らしいですが、磐梯山から吾妻連峰の眺望が最高なんです。
後ろにはV字渓谷が見れられますが、ここには硫黄川と源泉が合流する秘湯があるんです。
冬枯れと云うんでしょうか?今朝は氷点下の世界、まもなく霧氷も見れるでしょうか。
急勾配を登り終えると船明神山。この辺一帯から火山源である荒涼とした沼の平が現れてきます。
馬の背から稜線を鉄山に向かうのですが、お天気のせいか大勢の登山者で溢れています。
鉄山避難小屋を通過して北側から見る沼の平。
磐梯山から裏磐梯一帯が望める絶景地です。
胎内岩を潜ってから川床に向かって一気に下りる。葉が落ちたナナカマドと硫黄採取跡地を見下ろす。この感じって晩秋の風情があり何とも言えないのです。
中ノ沢沼尻温泉の源泉エリアは安達太良山の中腹(標高1300m)に位置し、源泉は単一湯口からの湧出量が毎分13,400ℓと日本一を誇ります。
源泉湯口からの温泉と自然の川が合流する場所では、野生味溢れる野天温泉風呂が体験できます。
落差60mの白糸の滝ビューポイントを見て登山口に下ります。
5月以来の焚き火の会が始まりました(^_^)
今夜の食材は、福島牛のすき焼きがメインディッシュでーす♪
テントを準備してから親睦会は延々と続きます。いつのまにかビールから赤ワイン、ウイスキー…。明日は二日酔いかな。いつからか、登山を終えてから呑もうと云うことになりました。
油揚げに納豆を入れて焼くんですが、昨夜のおつまみに出し忘れてしまいました。
こんな感じの山飯でした。そんなこんなで朝食を済ませ珈琲を飲んでいると登山者が続々とやって来ましたので散会とします。
3年越しの夢が叶う‼️ 黒部峡谷下ノ廊下縦走(黒部ダム~下ノ廊下~阿曽原温泉小屋~水平歩道~欅平) 日本屈指の峡谷を歩いて来ました。
2021年10月25日
2031/1021〜23 黒部峡谷下ノ廊下縦走3日間ツアー (データ:歩行距離約31km、コースタイム14時間、累計標高差2340m)
待望の下ノ廊下ロハスハイキングツアーがようやく実現出来ました。北アルプスの立山連峰と後立山連峰を分断する黒部川沿いの大峡谷は日本最後の秘境と云われています。この一帯は数日前からの寒冷前線が入って紅葉と相まって山頂辺りには雪景色が見られた。黒部峡谷の中心部に位置する「下ノ廊下」深層部は、まさに秘境でした。ほとんど平坦ながら断崖絶壁の狭い崖沿いは緊張感が強いられる。まさに黒部ダムから欅平まで30km越えの峡谷沿いを長時間かけて歩く上級者コースだろう。秘湯中の秘湯と云われる阿曽原温泉小屋の露天温泉には癒され至福にときを過ごすことができました。
北アルプスの紅葉と言ったら涸沢の絶景だけではない。それは黒部ダムから仙人ダムまでの旧日歩道を約18km、トロッコ電車が走る黒部峡谷鉄道に欅平駅まで約13kmの水平歩道、そしてこのエリアを総称して「下ノ廊下」と呼ばれている絶景地があります。下ノ廊下への出発起点は黒部ダム。大町市の扇沢駅始発7時30分の電気バスに早朝から登山者が並んでいる。皆さん、ワクワクしている様子がうかがえる。
黒部ダム駅を降り内蔵助谷の標識を目印に登山道に出るのだが全員が下ノ廊下に向うので迷うことがない。
ハーネスやヘルメットを装着して出発の準備にかかる。
準備を終えて、これから出発します。
きょうは天気最高です‼︎ ダムを過ぎて前方に見えるのが、黒部別山の南端に位置する「大タテガビン」。南東壁には「黒部の魔人」とも呼ばれ、黒部三大岩壁のひとつに数えられています。ここを下ると一気に急斜面に挟まれた峡谷の雰囲気漂う道に入ります。
「黒部に怪我なし」と言われています。これは怪我するよような場所ではないというような意味ではなく、落ちたら死ぬから怪我ではすまないといった意味だそうです。
つづらおりの急坂を黒部川の川床まで下ったら、橋を渡って左岸に。
登山道脇の紅葉が楽しみながら歩いています。
太陽が眩しく感じ気温も上がってきた(^_^)
沢渡は滑らないように、少しずつ険しくなってきました。
やっぱりヘルメットの必要性を感じるようになりました^_^
注意しても頭をぶつけてしまうことがあります。スリル感が…。
出発して1時間、まだまだ余裕の皆さん(^_^)内蔵助谷出合まであと少しです。
断崖絶壁につけられた道を進んでいきます。この辺から一瞬の油断が命取りになる箇所を通過しております。
景色に見惚れてつまづいたりしないように足元を確かめて進みましょう
仮設丸太橋ハシゴの連続です。足元気をつけて下さいね。
出発から3時間半。ここを過ぎると別山谷出合に到着です。
ようやく別山谷出合に到着しました。民宿のおにぎりが美味しいです\(^ω^)/ ここまで順調に進んでいますが、この先から厳しい道のりが待っていますよ。皆さん、頑張っていきましょう。
息をつく間もなく土が剥き出しの崩落した急登を終えると、再び番線伝いの渓谷歩きが続く。途中、番線が切れてる箇所の通過は緊張を強いられる。断崖絶壁の登山道からはから鋭角の黒部峡谷が見えています。
この先は白竜峡、十字峡、半月峡、S字峡と言われる黒部峡谷の核心部が続きます。
3つの川が合流する十字峡。吸い込まれそうなくらい綺麗な青色ですね。
真っ白なしぶきが流れの速さを物語っているようです。この先も絶景が続きます。
頭上に注意してね。
笑顔溢れるお二人さま(^_^)山友って素晴らしいです。
高所恐怖症だったのでしょうか 笑。ゆれる東谷吊橋を渡ると仙人ダムまであと一息。川幅も広くなり渓谷歩きもようやくお終いになる。
初ヘッデンを付けて仙人ダムに向かう。
ようやくダムだぁ(^_^)
ここから阿曽原温泉小屋まで1時間。空を見上げると雨模様\(//∇//)\
ダムの内部って初めてかな。薄暗いトンネル、微妙に暖かくて気持ちいい坑道です!
仙人ダムを過ぎたら急登が待っていた。そして急斜面の下り。これって阿曽原温泉小屋に行くための試練なの。日没まであと少しようやくテン場が見えてきました。本日は108張だそうです。
黒部ダムから約8時間。阿曽原温泉小屋に到着です。露天温泉♨️が待ってるよ\(^ω^)/
しかし、男子が入れたのは夕食後、真っ暗な雨が降って中で画像はありません。でも至福のひと時を過ごすことができました。明日も無事に終えますように。絶品カレーライスもお代わりするくらい抜群に美味しかった。
おはようございます☔️
2日目は残念ながら雨が降る中6時過ぎに阿曽原温泉小屋を出発。「明るく、元気に、へこたれない」を合言葉に声を掛け合って欅平駅を目指しましょう。
今日は雨にも負けず楽しみましょう。
ガスっている山あいはとても幻想的ですね。
一旦、登り返しの急登登があったが、その後は長い水平歩道が待っていた。画像はオリオ谷。ここが最初の渡渉だった。その後、谷はトンネルになっていた。
この奥深い山間いはガスっているのがなんとも魅力的と云うか幻想的でした。
岩を削った水平歩道は約3時間ほど続いている。
絶景ポイントでのシャッターチャンスでした\(^ω^)/
雪景色と紅葉が映る季節です。
幾つかの鉄塔を過ぎると急斜面を下る試練が待っていた。眼下には欅平駅が見えてるのに疲れた脚が重いです。写真を撮る余裕ないのです 笑。とにかく、欅平駅にたどり着いた瞬間、尋常ではない達成感と高揚感が溢れ出る。
長い道のりを終えゴールが近づいてく来ると水平歩道と平行して東には唐松岳、さらに奥には雪を覆う白馬岳が聳えていた。ガスっていてはっきり見えないが後方には鹿島槍もあるんだろう。改めて地図を広げるとよくぞ黒部峡谷縦走をやり遂げたと云う思いが込み上げてくる。ほんとうにご参加頂いた皆さま、お疲れさまでした。
欅平駅周辺は紅葉シーズンで観光の方々で賑わっており、雄大な大自然を見渡しながら宇奈月温泉までゆっくりとトロッコの旅を満喫してきました。
黒薙温泉だ、宇奈月温泉の源泉らしい♨️
黒部峡谷大縦走の旅は宇奈月温泉で終わります。またいつかお会いしましょうm(_ _)m