いつかは登ろうと思っていた、端正な円錐形の山容を持つ日光男体山‼︎ 志津小屋から登って来ました。
2023年11月9日
2023/11/8 男体山(梵字飯場跡から) データ: 歩行距離16、2km・累計標高差1,176m・コースタイム6時間
日光男体山は中禅寺湖の北岸にそびえる霊峰で日光連山を代表する山です。日本にある111の活火山のうち、最も新しく指定された火山でもある。二荒山神社のご神体でもあるため、入山時期は決められていて(2020年は4月25日~11月11日。冬期は登山禁止)、神社中宮祠での登拝受付(有料)も必要となる。また、夏の登拝大祭時には夜間登山も体験できる。登山道は、基本的に二荒山神社からの1本。御神剣の立つ山頂へは4時間前後かかるものの、そのパノラマは疲れを忘れさせる。かつては、北面の志津乗越からの登山道が山頂への最短路として人気があったが、志津乗越への林道が一般車通行止めとなり近年は歩く人が減っている。今回は、このように云われるいる裏男体山ルートを梵字飯場跡駐車場から志津峠登山口まで5km(高度300m登る)歩きました。確かに裏からは誰一人会うことのない地味なコースで、登山道も荒れてるでやたらと疲れるかも知れませんね。
夏頃から登りたいと思っていた、日光男体山裏コースと、大真名子山から帝釈山を経て女峰山までのロング周回コースを2日間で歩く。秋晴れ予報に誘われて出掛けて来ました。
ちょっと分かりづらかったが、梵字飯場跡駐車場7時30分到着。只今の気温0度と寒い朝でした。13kgのザックを背負って出発。先に来ている車は、大真名子山から女峰山を周回する登山者だろう。私は志津峠から男体山をピストンして、志津避難小屋に泊まり翌日に大真名子山から女峰山縦を計画している。
ここからは自家用車の侵入は禁止。かって停めれた駐車場には停めれないように大岩が置いてありました。多分送迎車は大丈夫だと思いますが。分かっている方は自転車を積んで登山口まで向かうようですwww😆
太郎山(三百名山)登山口との分岐を左手に進む。兎に角、梵字飯場跡から志津峠までの林道を5km(標高300m上る)を歩かないと、裏男体山登山口に到着しないのです。以前は駐車出来たそうですが。
進むに連れて、男体山やら大真名子山など樹林帯の間から見えはじめてきました。
志津峠に着くころには陽射しも出て暖かくなったきましたね。大真名子山登山口に到着。ここまで80分の道のりでした。この先を左手に折りると志津避難小屋に着きます。
元々は二荒山社務所のようですが、登山者には強い味方ですね。一応、今夜の寝床になる予定しておりますwww。
小屋はこんな感じです。2階もあり20人ぐらい泊まれる広さでしょうか。
ザックをデポして、アタックザックに入れ替えて、男体山に向けて9時出発しました。
1合目から8合目までは、急勾配の樹林帯を登る単調な山歩きだった。途中、崩落箇所もあったが然程危険なところはなかった。
たぶん、南からの一般コースよりは変化に富んだコースだろうと思いますね。時おり見る山並みの景色が素晴らしい。
左から、大真名子山・小真名子山・帝釈山そして女峰山と続く峰々の絶景です\\\\٩( ‘ω’ )و ////
今朝は氷点下の世界だったので、陽の当たらない北面は氷柱やツララが見られました。
この辺は山頂直下で、なだらかに登山道を山頂に向かう。
振り返ると絶景が広がっています。やっぱりお天気なときの登山が良いですね。
日光白根山から燧ヶ岳も見渡せますね。
間もなく志津小屋からの登山開始から2時間。もうすぐ男体山山頂かな。
待望の男体山山頂に到着です🛬
剣によじ登って、記念撮影をする登山者等です。
南側から雲海が迫ってくるようです。
眼下には中禅寺湖が広がっています。
二荒山神社からの登山者で山頂は賑わっていました。それにしても外国人が多いのにはびっくりでした。15分ほど休憩して下山。
志津小屋まで90分。まだ12時30分を過ぎたころ。これからどうやって時間を過ごそうか? と考えてザックを整理していたらウイスキー🥃を忘れたことに気づく\(//∇//)\ 誰一人いない避難小屋で明朝までいるのは辛いと思いはじめる。温泉にも入りたいし、暖かい部屋でビール🍺も飲みたいという誘惑に負けて撤退を決断する。折角、整えて来た装備をまとめて、明朝は氷点下になるだろう避難小屋を退散する。大真名子山から女峰山周回コースは来年にしょう。そんな意気地ない一人山旅でした。
美しい歴史を秘めた色鮮やか紅葉の霊山。湧水の里登山口から縦走して来ました。
2023年11月5日
2023/ 11/ 03 紅葉の霊山ツアー データ:歩行距離6、4km・累計標高差609m
伊達市が誇る名峰霊山(825m)は、北畠顕家が城を築いた山であり、国の史跡名勝及び県立自然公園に指定されています。
春の新緑、夏の花々、秋の紅葉、冬の雪化粧など、季節ごとに表情を変え、空と緑を感じることのできる霊山。
中でも、秋の霊山は、10月下旬から11月初旬にかけて見事な錦絵のような紅葉を楽しむことができます。
当日は風もなく穏やかな登山日和となりたくさんのハイカーで賑わっていました。自然との一体感を満喫することのできる霊山でしたね。
今回は静かな北霊山湧水の里からこども村登山口までの縦走ルートを歩いてきましたが、登山道は大変よく整備されており、数々の奇岩や史跡、美しい自然など見どころ満載でした。登山後は、りょうぜん紅彩館のお風呂からゆっくりと登り終えた真っ赤な霊山を眺めることができました。
いつもと違う北霊山からの登山開始です。登山者が比較的少ない、湧水の里登山口(わくみずのさと)です。
今日は11月とは思えない暖かい1日となりました。ここから急勾配を登りはじまります。
柴明峰は北霊山に連なる急峻な岩峰群の総称であり大岩を代表する名勝です。一説に日の出前の空が白みはじめた頃、山稜が紫色に輝いたことから紫明峰と呼ばれてそうです。
結構な急登が続いて、異様な暑さに汗が噴き出る夏山ハイキングのようです。それでも爽やかな皆さまでしょうかwww😂
鎖場や梯子があったりと変化に富んだ登山道が続いています。
色鮮やかな紅葉に包まれて幸せな気持ちになりますね。
思いきり森林浴を楽しんでいただけたでしょうかwww。
時より展望が開けると、遙か先には吾妻小富士から安達太良連峰を望むことができました\\\\٩( ‘ω’ )و ////
霊山は、登山家の岩崎元郎氏が新日本百名山の一座に選定するなど低山ながら高い評価を得ています。
日吉大権現21社が祀られている日枝神社を過ぎたら、南に位置する霊山城跡をめざします。行程時間を予定通り歩いていますね。
霊山最高峰(825m)の東物見台に到着しました。取り急ぎお疲れさまでした。ここで少し休憩しましょう。
ここからは太平洋が見えるのですが、今日はどうでしょうかwww😂
霊山城跡公園の広場で昼食をとってから、護摩壇を回って霊山の奇岩や絶景を楽しんで歩きましょう。
国司沢から見る護摩壇に景色は霊山のイメージを総称するようですね。
最後に宝寿台に上がり絶景を眺めましょう。
遠くには阿武隈山地に峰々が広がり、眼下には霊山こどもの村から、立寄りお風呂があるりょうぜん紅彩館が見えますね。きょうは霊山縦走ツアーにご参加頂きありがとうございましたm(_ _)m
山全体が錦繍に染まる秋、越後山脈を眺めながら歩いてきました。新潟にある百名山 巻機山から浅草岳へ‼︎
2023年10月28日
2023/10/25 巻機山井戸尾根コース(新潟県・群馬県) データ:歩行距離13、9km・累計標高差1,521m・所要時間7時間10分
20年ぶりの巻機山に行こうと思い立ち、3日間のスケジュールをザックリと決め民宿の予約。1日目は奥会津田子倉湖の紅葉を楽しみながら新潟県魚沼清水の民宿まで移動、2日目は巻機山(牛ヶ岳・割引岳)を登って、浅草岳麓大白川の民宿に向かう。そして3日目はネズモチ平から浅草岳周回コースを歩いて来ました。往復は高速道を利用しなかった分、移動時間は大幅にかかったが、新潟山間の紅葉を堪能することが出来た一人山旅でした。
巻機山と書いて「まきはたやま」と読むその読み方からも想像できるように、巻機山は機織り伝説が残る神秘的な山と云われています。新潟、群馬に跨がる日本百名山のひとつで、山地付近は豊富な高山植物と神秘的な池塘群、ブナ原生林に覆われた山魔、山頂からの展望の素晴らしさでも知られる人気の山です。
そんな巻機山へ、会津只見を通って越後三山をグルーと回るように南魚沼市清水集落の民宿までやって来ました。後ろに見える巻機山山服は色づいているようです。
古くは古文書にも出てくる「泉屋」さんに前泊。何でも清水峠に関所があった時代の歴史について、ご主人が語って頂きました。
山菜がズラーと揃う夕食に、八海山一杯サービスで呑めることでご機嫌よろしく😀酔うことが出来ましたwww。その前にアサヒビール大瓶600円を。
アケビのお浸しに生卵をかけて食べる。食感もなかなかで日本酒に合うかも。
なんでも田中陽希さんが200名山走破するときに悪天候のため、1週間滞在したそうです。
朝食を5時半に食べ、おにぎりも作って頂きました。民宿から15分ほどで桜坂駐車場に到着。巻機山登山口はこの先にありました。
今回のルートは一般的な井戸尾根コースのピストンを選択しました。ヌクビ沢コースからの周回も検討したが、だいぶ悪路だという情報と行程時間7時間、14時下山と予定していたので。
女性的で優美な山と称される巻機山ですが、登山口から標高差1,500m以上あるため、まったくの初級者にはいささか難易度が高い山でしょうか。5合目まで樹林帯に中、約50分。
ここから少しずつ展望が開けるようです。正面には米子沢のスラブと滝が連なって眺められます。
日差しが出始めて山腹では、ブナ林が黄葉してきれいですね。
六号目(展望台) 朝日があたり天狗岳尾根は白く見え、ヌクビ沢出合から稜線もくっきりとしていた。右手には三角形の高い割引岳(わりぬきだけ)も、出来たらあそこも登ろう。
七合目の物見平に到着。ここまでの所要時間2時間。まずまず予定通りかな。今年購入した、マイザックはマウンテンハードウェア24ℓ、軽くて防水が気に入ってます^_^
東側に聳える群馬県の山々が見えてきました。スケール感いっぱいの景観が広がっています。
正面に見えるのは前巻機山でニセモノの方ですね。
八号目あたりから残雪がちらほらと。4日前の寒冷前線が下りてきたの冠雪だろう。
階段を一歩一歩登っていくと、ニセ巻機山の稜線上に出る。ここから巻機山が望むことが出来るのだろうと胸躍る。
やった( T_T)\(^-^ ) ニセ巻機山山頂に到着でーす。御機屋(井戸尾根コース分岐)まで3時間で行けるか怪しくなったきたけど、まだまだ余裕かな。
左手には割引岳、右側はめざす巻機山分岐(ここに山頂標識がありました)。
残雪の階段を滑らないように一旦鞍部に下りる。
トイレがきれいだった、巻機山避難小屋。下山中に小屋泊まりの地元登山者と話すことが出来た。
花の咲く季節だったら最高だろう😀。池塘が点在する湿原帯を通過して最後の登りに入る。
今朝6時半に出発して9時50分に到着。ここが巻機山山頂の標識がある場所。実際に最高地(1967m)は、ここから東に10分のところだった。ケルンが積んであったが分かりにくいです\(//∇//)\
これが巻機山山頂を示す標識でーす(^_^)確かにここからは越後三山から平ヶ岳、燧ヶ岳と見渡せる絶景地だもんね。
これじゃ物足りないと、牛ヶ岳(1962m)まで行って見よう。往復小一時間の行程です。
一旦鞍部だったが、思っより早く牛ヶ岳山頂へ。ここで昼食のため休憩タイム。
ここまで来てよかった。昨年の登った八海山のナイフリッジの峰々から、裏越後三山もはっきり確認する。来年こそ制覇するぞと心に決める私です。
一旦、分岐に戻ってから割引岳(1930m)へ。往復50分くらいかな。ようやく山頂に登ったって感じの山でしたwww。
ここには一等三角点がありました。展望の良さが分かります。
眼下には南魚沼市の街内が見えるところでした。
巻機山山頂標識のある広場に戻り一休み。あっという間に2座登って、現在11時45分。これだったら下山は2時半くらいかな。山頂直下の池塘付近はオオシラビソがいい感じです♪
登山道は歩きやすいので、久しぶりの早歩きペースで標高差1,500mを一気に駆け下りていく。高齢者になりつつあるが、まだまだ頑張ります。
山腹全体の紅葉は、画像だけでは表現できないくらい、赤、黄、緑とコントラストがきれいですね。
黄色に色づいているブナ林を暫し歩いて下ります。
午後13:40下山。お疲れさまでしたと自分自身に声かけて、ツアーの合間に登りたいと思っていた巻機山でした。来年の秋はぜひ皆様をご案内いたします。
振り返り、巻機山に別れを告げる。最後に、巻機山はこんな山。①魅力的で見どころの多い日本百名山です。②変化に富んだ自然の造形が魅力。③標高差もあって難易度は高いが、涼しくなった紅葉の季節だったら体力的に不安な方も大丈夫だと思いますよ。
福島との県境に位置する、浅草岳麓大白川集落まで約2時間。コンビニに寄ってビールや摘みを買出し今夜の宿に向かう。3日目は新潟側から浅草岳に登る予定です。初めてのルートなので楽しみですね。
新潟と会津を結ぶ只見線、ここは県境の駅「大白川」。残雪期の守門岳ツアーで集落にある民宿にお世話になって熊汁を食べたことがありました。
今回の民宿は「大雲沢ヒュッテ」どうやら私一人貸切りのようです。
明るいうちにお風呂を頂いてから、楽しみのビールと地酒を飲みながら次回の山行計画を考えるのが最高のひと時ですね。そして、6時からゆっくりと夕食を頂きました。明日は6時出発です。
2023/10/26 浅草岳(ネズモチ平登山口からの周回コース) データ:歩行距離7、7km・累計標高差765m・所要時間3時間20分
破間川を挟んで守門岳と対峙している浅草岳は、山頂のなだらかな草原とお花畑、豊富な残雪と池塘、山魔のブナの原生林など山の魅力を兼ね備える名山です。夏場の時期、汗を絞りながら福島側の田子倉から登ったときの大変だった記憶がありますが、このルートは鮮やかなブナ林の黄葉が広がる絶景、初級者でも登れるコースです。紅葉の時期からヒメサユリの咲くころも浅草岳は絶対にお勧めいたします。但し、ネズモチ平登山口からですがwww。
大白川集落から林道を30分ほど進むと、ネズミチ平に大駐車場(70台)が現れます。京都ナンバーから県外ナンバーも駐車してました。人気があるんだなと再認識させられる。7時20分登山開始。
駐車場より20分くらいでネズモチ平登山口に着く。ここから時計回りのルートを選択して小沢をぬって湿原帯をしばらく行く。
登山道には鮮やかな落ち葉がたくさん🍂散りばめている
色鮮やかなブナの原生林に中を登っていく。
やがて岩稜の急登を過ぎると眼下に展望が広がってくる。この一帯が絨毯を敷き詰めたような景色に圧倒された。
守門岳をはじめ、ほんとうに奥深い山並みが続いている。
時より朝日を浴びる山並みが、雲海の上にくっきりと見える。
やがて灌木と竹やぶを抜けると前岳の分岐に到着です。
ここから木道を15分ほど歩くと浅草岳山頂である。
浅草岳山頂まで110分。こんなすばらしいコースを歩けるなんて、なんにも言えない(^◇^)
残念ながら、田子倉湖から会津朝日岳などガスって見ることが出来なかった。それでも大満足の山行となりました。
山頂付近のなだらかに草原一帯を前岳に向かって下る。
ガスが抜けると絶景紅葉が広がる🍁
振り返ると、先ほどまでいた浅草岳、前岳が見える。ここから桜曽根の稜線を下って戻ります。
西側から見る、連なった北岳・鬼ヶ面山・南岳です。
紅葉を見ながらなだらかな下山コースを下りていきます。
ミネカエデは鮮やかなに真っ赤に染まっています。
またまた眼下に広がる錦繍の絶景です。皆さんにもぜひ来年はご覧いただきたいと思います。
あっという間の浅草岳山行でした。帰りは浅草山荘の温泉♨️に立ち寄ってから、田子倉湖の紅葉を見て帰路に着きました。