黄色い花が早春の山道をいろどる
2017年5月19日
一年を通しての花の印象は、登山道の脇に生える草木の花々だが、春から新緑の季節には木の花が目を奪うことが多い。 最初に黄色い花が咲き、白い花がそれに続く…というのは単純すぎる印象かもしれないが、冬の花というべきロウバイから、マンサクやアブラチャン、キブシ、ヤマブキなど、黄色系の花が山道を現れることが多いのではないだろうか。じつは名前がわからないまま見ていることが多いのだが、木の花は大きな空間の重要なアクセントとして記憶に残る。ミツバツツジ、ヤマツツジ、シロヤシオなどが咲き出すと、山はたちまち夏に向かって走り出す。