冬の絶景 寒い季節にしか出会えない景色‼︎ 「蔵王の樹氷」
2022/ 1/25 刈田岳〜仙人沢渓谷下見(ライザーワールドスキー場より)
亜高山地帯にみられる樹氷は、東北地方の奥羽山脈の一部の山域(八甲田山、八幡平、蔵王山、吾妻山)の亜高山地帯にしかできません。樹氷ができるのには、いくつもの条件が必要だからです。シベリアから吹いてくる季節風が日本海で水分を含み、湿った状態で朝日連峰を越え、過冷却水滴となります。その湿った季節風がオオシラビソ(アオモリトドマツ)に衝突し、その上に雪が叩きつけられるように付着し凍り付きます。これを何回も繰り返されて樹氷が出来上がってゆきます。厳冬とも言える今冬は、蔵王の山腹にモンスター化してどんどん発達し大きくなっています。
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来たる刈田岳ツアーの下見を兼ねて、今回は山形県上山市側にある蔵王ライザワールドスキー場からトライする。郡山からたっぷり車で2時間30分かかる。
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クラブハウスの屋根がやばい(//∇//) 東北中央道から米沢に入った辺りから積雪がすごい、さすが雪国だ。
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クワッドを降りた辺りに振り返ると絶景が待っていた。ここから。ペアーリフトを乗り継ぎトップゲレンデに向かう。
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トップリフトを降りれば樹氷原(標高1450m)、カモシカルートに下ると飯豊連峰が輝いている。
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真っ先にGODZILLA‼︎ ビッグモンスターが飛び込んで来た。
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樹氷を覆われた蔵王連峰の広大な山腹と青空に驚きと感動する。
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大きく育った樹氷モンスターがゴロゴロと。
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振り返ると安達太良山から吾妻連峰が見渡せた\(^^)/ つい数日前に安達太良山山頂から蔵王連峰を見た逆の光景だったので!
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そして、左手にはあの飯豊連峰が白銀の輝きを見せてくれる。
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広大な緩斜面をゆっくりと景色を眺めながら歩いている。
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アクシデント発生\(//∇//)\ 登山靴のジッパーが壊れた。雪が入らないように補強して何とか。今日はワカン装着しての山行です。
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このルート上にはポールが目印になっているので悪天候でもルートファイディングが出来るでしょう。御田神避難小屋を通過して馬の背をめざす。
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この辺まで登ると、刈田岳までの稜線が鮮明に見えています。
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西側には朝日連峰が見えてきた。鋭角に尖った大朝日岳が格好いいですね
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熊野岳から刈田岳の稜線が続いている。
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太陽が眩しい、風も少なくなんとも言えない幻想的な雰囲気です。
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夏リフトの駅が🚉 ここから急斜面を一気に駆け登ろう。
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ここまで標高を稼ぐと、より鮮明に安達太良山山頂から吾妻連峰が見渡せる。
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望遠にすると大朝日岳がくっきりと現れた。
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赤いポールまで登ると稜線に出るんだ。
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稜線上からは正に絶景と言うしかない(^◇^)
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なだらかな熊野岳が目の前に広がっています。お釜は雪で覆われています。
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仁王立ちの鳥居⛩
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雪没している刈田嶺神社。もう少しで山頂制覇‼️ ちょっと大袈裟でした 笑。
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山頂から眺める南蔵王連峰です。1月スミカワスキー場から登り吹雪で断念したので、喜びと言うか、好天に恵まれて良かったという思いです。
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蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の三峰に抱かれた円型の火口湖で、火口が釜状なので「お釜」という名前が付いています。冬季は雪に覆われてますが、湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ、荒々しい火口壁と対比して神秘的な雰囲気をもち、冬の樹氷とともに蔵王の象徴となっています。湖水は強酸性のため生物は生息できません。水温は表面から10数mの深度で2℃まで下がり、それより深度を増すと 温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖です。太陽光線の加減で様々に色を変えるため「五色沼」とも呼ばている。
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自然が創り出す造形美。
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ちょっと寄り道して下山しました。沢すじにある仙人沢渓谷の爆氷を見に急斜面を150m位下って行きます。
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仙人沢渓谷に現れたのは、見事に滝が凍っている氷瀑でした( T_T)\(^-^ )
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なんとも神秘的な空間でしょうか。太陽に照らされて水色に輝いていました。
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ネットでは見ていたのだが、日光雲竜渓谷とはまた違う光景でした。自然が創り出した造形美とでも言うんでしょうか。
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トップゲレンデで出てライザワールドスキー場を一気に下ります。
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来月のツアーがお天気でありますように。これからかみのやま温泉♨️に立ち寄って帰ります。
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上山市内にある、かみのやま温泉下共同大浴場は情緒たっぷりな共同浴場でした。地元に人が此処は源泉かけ流しで毎日掃除して清潔な施設であり効能もあると話しておりました。入浴料150円(洗髪料100円)安ーいんですよ。
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最後にかみのやま城をご覧いただきと思います。
上山城は最上氏の最南端の城塞であり米沢の伊達氏や上杉氏との攻防の舞台となりました。最上家改易の後は歴代藩主の居城となりましたが、城下 町まで含めた諸施設が整ったのは土岐氏の泊政下で、月岡・天神森にそびえる壮魔な城郭は「羽州の名城」として広く知れ渡りました。しかし元禄五年(1692)土岐氏の 転封と共に幕命により取り壊され、現在は堀跡や石垣が 当時の名残りを留めています。
しばらくコロナが落ち着くまでは、みちのくひとり旅(ソロ登山)を楽しみながら、東北地方の山々をご紹介してまいります。引き続きよろしくお願いします。