今年も咲きはじめた高山植物の宝庫 磐梯山‼️8月まで週替わりで楽しめますね。
2021/6/6 磐梯山ツアー
ここ数年、花のシーズンと紅葉の時期の磐梯山ツアーは恒例になりました。残雪の具合や気温によって高山植物の咲きはじめにバラツキがあるがいつ行っても素晴らしいと思います。固有種バンダイクワガタはこれから先ですが、沼の平湿原辺りはムラサキヤシオがちょうど見ごろを迎えています。
2021/6/6 磐梯山ツアー
ここ数年、花のシーズンと紅葉の時期の磐梯山ツアーは恒例になりました。残雪の具合や気温によって高山植物の咲きはじめにバラツキがあるがいつ行っても素晴らしいと思います。固有種バンダイクワガタはこれから先ですが、沼の平湿原辺りはムラサキヤシオがちょうど見ごろを迎えています。
私が初めてライチョウを見たのは何時だったろうか? ライチョウとの出会いは北アルプス登山のときの楽しみでもある。コロナ禍で長野県など遠方へのツアーも少なくなったが、昨年の剱岳から室堂の戻りでも会えた、今年も8月の表銀座ツアーでライチョウと邂逅するのがひとしお待ち遠しいですね。
ライチョウ(雷鳥)は高山にのみ生息する鳥で、トキやタンチョウのように国の特別天然記念物に指定されています。日本へは2万年前氷河期の頃にやってきて、その後温暖になるにつれ冷涼な高山に生息するようになりました。ライチョウは一年を通じて同じ地域で暮らす留鳥に区分されます。日中はハイマツの中に身を潜め、朝夕に食事をするため姿を現わすことがあります。
御嶽山や北アルプス、南アルプスなどの森林限界を超えた高地にのみ生息しています。これらの山々の属する県では県鳥に指定されています。かつては八ヶ岳や白山でもその姿を見ることができたようですが、現在これらの地域では生息していません。少しづつその生息域を狭めているのが現状です。
体長は37cm。ずんぐりとした体型で、飛ぶのはあまり得意ではありません。からだの大部分が羽毛に覆われており、鼻腔や脚にも羽毛が生えています。鳴き声はオスの場合「ガァァォォッ」としわがれ声で鳴き、メスは「クックックッ」ささやくように鳴きます。
日本では約3,000羽程度しか生息していないライチョウ(雷鳥)に新たな脅威が迫っています。本当なら高山にいないニホンザルが、ライチョウのヒナを捕食している実態が明らかになったのです。このままライチョウを食べる習性が猿の間で広がることを関係者は危惧しています。この度の絶滅危惧種ライチョウ復活との朗報には心が躍りました。
ライチョウ(雷鳥)はハイカーと遭遇しても、あわてて逃げることがありません。人を危険な存在だと考えていないかのようです。そんなけなげで愛らしい姿のライチョウと、これからも日本の高山で出会うことができればいいなと、山が好きな人間の一人として願ってやみません。
夏が近づいてくると、よくニュースで耳にする言葉のひとつに「熱中症」があります。登山は激しいスポーツなので、山の上の涼しい場所でも熱中症が起きることは珍しいことではありません。特に晴れた夏山などでは、熱中症の危険とは常に隣り合わせとなります。
また、熱中症と併せて気をつけなければならないのが水分補給です。水分不足は高山病や血液の粘性増、運動機能の低下やむくみの原因にもなります。そこで今回は、特に熱中症予防の観点から、上手な水分摂取の方法について考えてみたいと思います。
ご存じのとおり、汗の成分は水だけではありません。ナトリウム(塩分)やカリウムが含まれているので、汗が出たら水分とともにこれらも補給する必要があります。水ばかり摂取していると、尿量が増えることで、かえって脱水症状に陥ったり、いわゆる「水中毒(低ナトリウム血症)」になってしまったりする可能性があります。水分を摂ったら、塩分も摂ることが必要となります。
ナトリウム(塩分)やカリウムを同時に効率よく同時に摂取するには、市販のスポーツ飲料などを上手に利用するのが手軽な方法です。ただし、スポーツ飲料は製品によっては多量の糖分も含まれていて(これは糖分が運動中に必要なエネルギーを補うにも良いからです)、人によっては甘すぎて飲みづらいと感じる方もいるようです。
サッパリとしたものが飲みたいのでお茶や水にしたいというは、水分とは別に塩分タブレットや梅干しなどを摂取してください。目安としては、1リットル当たり1~2グラムの塩分を一緒に補給することです。
ちなみに、最近よく目にするようになった経口補水液は、スポーツ飲料より塩分濃度が高く作られていて、脱水症状が現れた場合に効果を発揮します。もちろん脱水症状が起きていない時や行動中に飲んでも支障はありません。
熱中症対策は、起きないように準備しておくことも大切なことです。まずは「登山前」に十分に水分を摂っておくことが大事です。
登山の出発は早朝であったり、また長時間の移動後であったりすることが多いので、朝からあまり水分を摂れずに行動を開始してしまい、登山前からすでに体が水分不足の状態に陥っている場合も多いようです。
また、トイレを心配して水分を摂らない方もいますが、これも危険です。出発前には意識的に十分な水分を摂取することが必要です。
具体的には、当日出発前に300~500mlくらいは飲んでおきたいところです。山によっては十分に水を確保できない場所もあるので、水分が容易に手に入る入山前にしっかり摂取しましょう。
山行中の水分摂取量はどのくらいがふさわしいのでしょうか? 下記の式でおおよその量が求められます。
必要水分量(ml)=体重(kg)×行動時間(H)×5(ml)
上記のおおよそ、7割~8割を行動中に摂取するとよいと言われています。
ただし、上記は暑くない時期に、軽装で整備された登山道を歩いた場合を想定している数値になります。真夏の稜線のように日差しが強い場所や、湿度・温度の高い場所を歩く場合などは、係数を6~7(ml)程度に上げて計算しましょう。
量とともに重要なのが、摂取するタイミングです。よく「喉が渇いてからでは遅い」と言われます。暑い時期であれば、特にこまめな休憩を心がけて、行動食とともに必ず水分も摂取するようにしましょう。例えば1時間に1回の休憩時には、500mlペットボトルの1/3~1/2程度摂取することを意識するとよいでしょう。
ハイドレーションシステムは便利ですが、水以外のものを入れるとカビが生えやすいなどの理由で、水を入れている方も多いと思います。ポケットに塩分タブレット、塩飴や干し梅などを入れて、飲むと同時に食べるとよいでしょう。
ハイドレーションシステムについては「飲んでいる量が分かりづらい」という意見があります。実際、摂取量を把握するのは大切ですので、時々は残量を確認して、どれくらい飲んでいるか確認するようにしましょう。
*熱中症の対処法
日陰等涼しい場所に移動し、衣服をゆるめて寝かせます。露出している手足に水をかけて、体温を下げましょう。水分と塩分を補給しましょう。(ヤマケイオンラインより)