奥秩父の山々は都心から近いが深い渓谷と自然豊かな森に囲まれた山域です。今回は白井差新道から両神山へのツアーでした。
2024年12月6日
2024/12/ 4 日本百名山両神山(埼玉県秩父市) データ:歩行距離6、6km・累計標高差908m・歩行タイム5、2時間(休憩含)
両神山(りょうかみさん)は奥秩父の北端にそびえる独立峰です(標高1,723m)。南北に続く鋸歯のような稜線は周囲の山と一線を画すような独特な姿をしており、古くから山岳信仰の対象とされてきました。日本百名山の著者である深田久弥氏は、両神山の山容を下記のように「ギザギザした頂稜」「空中に突き立っているような」「威圧的な山容」などと表現しています。今年の最後のツアーはお天気に恵まれて穏やかな登山日和となり両神山山頂からは金峰山や奥秩父の山々から雪を覆う富士山、南アルプスも広がる展望抜群の視界でしたね。
今回のコースは、最短で登れて初級者向きの白井差新道からです(この時期は積雪はありません)。白井差新道は両神山の自然の美しさを知ってもらおうと白井差に住む山中氏が私有地の中に開いた登山道からのピストン山行でした。
宿泊先の両神荘から30分ほどで登山口の白井差に8時20分到着。朝から温泉♨️でまったりして朝食をしっかり食べる余裕がありましたね。今日は小春日和の穏やかな一日になりそうな気候です。
白井差新道は山中さんが私有地の中に開いた登山道です。予約制で環境整備料(協力金一人1,000円)払います。それでも登山バッチがいただけるようです^_^ ゲート前にはトイレもありました。
山中夫妻から案内地図をお借りしてルート上のリスクなど懇切丁寧に説明いただき出発です。
12月初旬でも黄葉🍁が残る登山口周辺の様子です。
林道から橋を渡ってから渓谷沿いを登りはじめます。この一帯はブナ林で覆われています。今の時期は葉を落ちて景色が広がる頃ですが、新緑の頃もイメージ出来ますね。
程なく谷も狭くなり、正面には昇竜ノ滝が見えてきました。勢いよく一条に流れ落ちる見事な滝でしょうか。
滝を左手に越えて進むと谷沿いのトラバース道になります。手作りの木橋は慎重に渡りましょう。道沿いにはカツラ、サワグルミ、シオジなど見られ、その樹高は驚くばかりです。
オオドリ河原から枯れ沢を渡って、尾根への登りに入ります。木の根もある急勾配に一同ハッカハッカと辛抱に上りですねwww😆
水晶坂と呼ばれる急坂からトラバースルートを葛折りに登っていく。
やや緩やかな登りになるあたりがブナ平です。
お疲れさまでした^_^ 登山開始から約2時間。ブナ平では大休憩にしましょう。すっかり汗をかいて💦ますね。この一帯はブナ林やミズナラ、カエデも見られ、新緑や紅葉の頃は見事な森が広がっていますね。
ここから次第に標高を上げ、谷を隔てて両神山特有の岩場を見上げる登りが続きます。
梵天尾根までは遠かったですが、ここから山頂までは岩場沿いを通過するとあっという間に到着します。
登山口をスタートして約3時間で両神山の嶺に立ちました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
山頂から真っ先に飛び込んできたのは雪を覆った富士山です^_^
山頂から北側に下りるコースは八丁尾根ルート。10年前に登ったが、細尾根が連続し、変化に富むスリリングなコースだったことを思い出しました。ザイルやハーネス、ヘルメットの装備が必要になります。
青空を見上げながら両神山山頂で記念撮影です。皆さまの溢れる笑顔からなんと誇らしいんでしょうか🥲これで日本百名山一座達成ですね。
もちろん南アルプスから微かに北アルプスも見えています。この達成感のために遠方から時間をかけて登ってくるんです。
下山は軽快に歩く皆さまです。それでも小股でゆっくりと歩きましょう。
予定よりはやく13時30分白井差登山口に到着。登山口では山中さんが待っていてくれました。5月初旬頃はムラサキヤシが咲いているようです^_^ おかげさまで無事に下山できました。ありがとうございます😊両神荘の温泉♨️で疲れを癒やしてから5時間駆けて帰路に着きました。今回最後にツアーにご参加ありがとうございましたm(._.)m