南アルプスの峰々へ、あなたを誘う————。待望の白峰三山を縦走して来ました(=^ェ^=)
2021年9月25日
2021/9/20〜23 南アルプス白峰三山縦走ツアー(3泊4日) ①広河原登山口→②白峰御池小屋→③草すべりコース→④北岳肩の小屋→⑤北岳(3,193m)→⑥中白峰→⑦間ノ岳(3,190m)→⑧農鳥小屋→⑨西農鳥岳→⑩農鳥岳(3,026m)→⑪大門沢小屋→⑫奈良田第一発電所 (データ:歩行距離25、5km 累計標高差2,620m(+) 3,197m(−) )
南アルプス白峰三山は人気の縦走コース!台風15号を回避して待望のツアーを実現しました。北岳から間ノ岳,そして農鳥岳まで、3,000m級の主稜線をゆっくりと堪能して参りました。今回は百名山達成をめざしていた方のお役に立て本当に良かったです。これって、ガイド冥利に尽きるんと云うんでしょうか。
夜叉神峠に車を置いて、タクシーで9時過ぎ広河原登山口に到着。ここから北岳肩の小屋まで標高差1,500mでーす。頑張りましょう♪
思ったより暑い中、出発から3時間、ようやく白根御池小屋(休業中)に着きました。しばらく昼食タイムです。
傾斜がきつい草すべりコースはホントヤバかったですね。息が切れて疲労困憊の皆さまです。
山肌は色づいて来ていました。癒されるひと時です。
登山開始から6時間、ようやく小太郎尾根分岐到着。残念ながらガスって目の前にあるはずに仙丈ヶ岳が見えません\(//∇//)\
稜線歩きはやっぱり気持ちいい
北岳肩の小屋に16時到着。小屋の後ろには、明朝登る北岳が薄っすらと見えてます。しかし、今夜の山小屋は北岳山荘も休業中なのか宿泊者で溢れています。案の定、案内されてスペースはソーシャルディスタンスとは無縁のスペースでしたね。蜜状態の山小屋泊になりました\(//∇//)\
テント🏕もいっぱい張ってます。
1日目おつかれさんでした。夕食前はお楽しみの呑みタイムです。山談義に花が咲きます🌸
2日目は、北岳に登頂してから間ノ岳、農鳥小屋までの稜線歩きになります。おかげさまで富士山から南アルプスはもちろん、北アルプスや木曽山脈まで望むことが出来た最高の1日となりました。
おはようございます。ご来光5時30分。今日は登山日和になりそうです。
富士山も目の前に迫ってくるように大きく見える。
待望の日本百名山 北岳山頂です。
甲斐駒ヶ岳、そして仙丈ヶ岳がくっきりと見える。遥か先には北アルプスも、槍や奥穂も望める絶景スポットです。
キターだけ(^◇^)
北岳から一気に下る、すこぶる快調の皆さん(^_^)
振り返ると北岳、北岳山荘がだんだん小さくなっていきます。
まだまだ余裕ある皆さんです 笑。それにしても元気な初老のオヤジ達(>人<;)
そして、百名山の間ノ岳山頂です。S様登頂おめでとう㊗️ございます。
間ノ岳分岐から塩見岳に向かうルートがあります。それにしても、コロナ禍で山小屋の休業があり登山者のリスクが高まります。早く日常に戻って貰いたいですね。
間ノ岳山頂を下り始めたら農鳥のカミナリオヤジのテリトリー。登山者を安全に導くために至るところにペインティング。
標高250m下ると農鳥小屋が眼下に現れます。多分、双眼鏡でこっちを覗いているんだろうな。
2日目は12時農鳥小屋に到着。これからたっぷりと時間があります。
農鳥の偏屈カミナリオヤジとワンショット 笑。今年はビール売ってません\(//∇//)\
3年前泊まったときのツーショットです(^_^)
今回は農鳥小屋の手ぬぐいにオヤジのメッセージを書いて貰いました。
農鳥小屋のトイレ🛖なにかと思い出深い小屋になりそうですね。
3日目は、農鳥小屋から西農鳥岳、農鳥岳を登って大門沢下降点まで下り。ここから標高差2,200m超ロングコースを一気に下るんですが、大門沢小屋を超えても急勾配やトラバース、渡渉もあって体力勝負になります。夕方から雲が広がり前線の通過があるのでお天気が心配でーす。
早朝3時起床というか起こされました。4時に朝食で出発5時過ぎ決定。案の定、強風の中、西農鳥岳をめざしました。途中、なんとかご来光も見れましたが、ガスっていて岩稜の怖さが感じなかったですね。
農鳥岳登頂の頃、少しず展望が開けて来ました(^_^)
南アルプス白峰三山最後の峰の農鳥岳登頂で、大いにはしゃいでる男性群でーす 笑。
あの尾根の先から奈良田まで下ります。雲海がいいですね。
急勾配3時間一気に下ってようやく大門沢小屋へ。ここから奈良田まで3時間でーす。奈良田第一発電所まで困難なこともありましたが、午後4時に予約したタクシーで夜叉神峠駐車場に無事戻ることが出来ました(^_^)ご参加いただいた皆さま、南アルプス三峰三山縦走の旅おつかれさまでした。最後の晩は、芦安の温泉民宿で3日間の疲れを癒しましょう。
芦安温泉民宿の美味しい料理と温泉はいかがでしたか?最後の1日は、山梨県立美術館でミレー館を堪能して帰路に着きました。
四季折々〜ふくしまの山々を歩く‼️ ②
2021年9月13日
2021/9/12 吾妻山域 駱駝山1704m(らくだやま)
磐梯吾妻スカイライン不動沢登山口(1180m)から賽河原分岐を左手に折れた、シモフリ新道沿にある駱駝山。駱駝山山頂から標高300m弱を登ると一切経山(1950m)です。五色沼(魔女の瞳)を見ながら、一旦鞍部に入り家形山をピストンして不動沢に戻る周回コース(11km)がお勧めです。
今回はカモシカ沢からのバリエーションルートを選択する。
駱駝山はここからでは見えない。急勾配のざれ場を登って行きます。
今週は秋晴れの一日となりました。振り返ると福島市の街並みが見え少しずつ展望が開けてきました。
正面には吾妻小富士、右側には先週登った高山が一望、眼下には曲がりくねったスカイラインです。このルートは最高なんです。
そして、目的地の駱駝山山頂到着です。360度パノラマの絶景に息をのむ。東側から見る一切経山も新鮮だ。振り返ると遠くには福島市の街並みが望める。
山頂で出会った方と暫し山談義⛰。楽しいひと時をありがとうございました。
ざれ場や灌木地もあり変化に富んだ登山道です。
日をごとに秋もようになってきている山の情景でーす。
この時期は、大雨秋の風物詩リンドウがゆく道沿に咲いている。
一切経山山頂直下に近づきました。まもなく浄土平からの分岐点。たくさんの登山者が列を成して続いています。
今年は一切経山登るのが3回目でしたが、魔女の瞳は初の再会でーす。
北西には吾妻連峰がきれいに見えていました。その先に飯豊連峰が…。
昼食は賞味期限の過ぎたアルファー白米に丼具材をアレンジした特製食( T_T)\(^-^ )
休息後、絶景を見ながら下山します。
岩稜の稜線歩きは南八ヶ岳縦走ルートに似たような感じでーす。
再び、駱駝山山頂で一休み。このルートをボランティアで登山道管理をしている福島市の方と山談義。下山はバリエーションルートを教えて頂きました。
先端の岩場から見る岩稜ルートにワクワクします。この一帯はイワカガミなど高山植物の宝庫です。今度は6月ごろ来ようかと思います。
吾妻山域スカイライン絶景見納めでーす。ここから岩場を3点支持でカモシカ沢まで下山します。
3台ほど停車できる箇所から下山ルートを振り返る。お疲れさまでした。(データ:標高差680m 歩行距離6km)
四季折々のふくしまの山々のひとり歩きシリーズでーす。時間の許すかぎりマイナーな山から誰も登らないようなルートを少しずつ紹介していきたいと思っています。
四季折々〜ふくしまの山々を歩く‼️
2021年9月7日
2021/9/5 吾妻山域の高山(標高1,805m)
高山は吾妻連峰の最も東側に位置し、吾妻小富士の南に聳える三角錐の綺麗な形をした山です。福島市内(信夫山)からはよく見えます。今まで気にも留めなかったのだが、登山ルートがあることが分かったら無性に登りたくなり先日雨降りの中歩いて来ました。
先ずは、土湯温泉からの分岐麦平湿原から見た初秋の高山全景です(画像はネットから)
土湯街道からわき道を5km入った山間の無積雪期限定の秘湯幕川温泉。水戸屋旅館は日本秘湯の会加盟の何にもない旅館(自然いっぱい)でーす 笑。幕川登山口から高山山頂をめざすルートを選択しました。
渓流沿の木道は雨の濡れて滑り非常に危険だと感じながら慎重に滝まで行きます。途中からトラバースする登山道は非常にわかり難いでーす。
まぼろしの滝「幕滝」。ぜひ一度お天気のよい時にお出かけください。
水が岩から染み出して落下していました。
麦平分岐手前の池塘や湿原がある場所まで登山口から90分。薮を刈った痕跡はあったが普段から登山者は歩かないマイナーな悪路でーす。
雨に濡れたりんどうに秋を感じる‼︎ 増水した湿地帯でハマり足下も水浸しとなっていたので少し癒される。
麦平分岐から荒れ放題の急勾配(標高差300m)登山道?から山頂をひたすら登る。
福島県吾妻山域では標高およそ1,500m以上の亜高山帯を代表するくらい気候的極相の群落です。オオシラビソが優占し、それにコメツガ、ダケカンバ、ナナカマドなどが混生している。
テレビ塔反射板がある高山山頂です。残念ながら展望はお預けとなりました\(//∇//)\
これって熊の爪痕でしょうか(^_^)
この辺一帯のオオシラビソ群落は貴重だと聞いています。
高山から川になって登山道をいっきに下ったら鳥子平湿原。鳥子平登山口からのルートだと40分で山頂です。但し、駐車スペースがないので兎平駐車場からになります。
この辺一帯の湿原はもう草紅葉でーす。
ここから一旦、スカイラインに出てから登山道を幕川温泉登山口まで下ります。(データ:累計標高差680m 歩行距離9km 歩行時間4時間)
四季折々のふくしまの山々のひとり歩きシリーズ第一弾でーす。時間の許すかぎりマイナーな山から誰も登らないようなルートを少しずつ紹介していきたいと思っています。