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とにかく躊躇せずに行おう‼️ 「心肺蘇生」と「AED」

2021/6/22  救急救命(AED)講習会参加(沼尻ビジターセンター於)

生死にかかわる重篤傷病者を救命する「救急蘇生法」には、心停止に対する一次救命処置と、出血や火傷に対応する応急手当がある。いずれも病院に運び込む前に行われる重要なプレホスピタルケア(病院前救護)です。我々ガイドも山岳遭難に遭遇した場合は、山でのファーストエイド(応急処置)の知識とスキルの習得が必須です。救援隊の到着までの救命活動を期待されているのはその場に居合わせた人たちです。

ここでは一次救命処置で行うべき心肺蘇生の方法とAED(自動体外式徐細動器)の使い方に「誰でもできる救命活動」を学びました。日本における突然死の実態は、年間心臓機能停止の救急搬送者数123,987人。市民による救命処置(胸部圧迫AED)の使用によって、1ヶ月後の生存率50%に向上するようです。久しぶりにAEDを使用して以前より分かりやすいのには驚きでした。

現在ではあらゆる施設にAEDが設置されています。消防署、日本赤十字など、あらゆるところで救急救命講習会が開催されています。ぜひ皆さまも、家族や友人の生命を守るために機会があればご参加ください。

 

朝日連峰の北にそびえる弧高の秀峰 障子ヶ岳の圧倒的な存在感。その奥深さに感動しました。

2021/6/12~13 山形県の障子ヶ岳(1482m) プラベート山行  データ:歩行距離17、6km・累計標高差1780m

東北地方にはまだまだ知らない素晴らしい山々がたくさんある。山形県朝日連峰縦走の際、以東岳から北側の聳える鋭角の秀峰が気になっていた。その“障子ヶ岳”に、先週末ようやく行ってきました。主稜線から離れているために、孤高の趣さえ感じられる山でもあります。山頂からは朝日連峰の全貌が見渡せる格別の展望を満喫してきました。雪解けが進むと一斉に咲く高山植物も魅力です。厳しい環境に適応した気高く可憐な花で出逢うのはあっという間、だからこそ飽きることがなく、気づいたらその美しさに時間を忘れてしまう山行になりました。

郡山から月山インターを降りて南俣沢出合まで2時間半。カラマツ林の平坦地から登山開始。

平坦地を過ぎるとブナ林の急登となる。眺望が開けたらタニウツギの花が咲いている。ピンク色の花つきのよい株はとても美しい。

花目が大きいレンゲツツジ。朱色と緑色の葉のコントラストは実にいい^_^

春山で見かけるモクレン科のタムシバは遠目で見るとコブシ間違いやすい。

枝越しに障子ヶ岳が望むようになると、尾根から離れ、山腹を横切るように雪渓のある竜ヶ岳の北面を進む。

この時期にカタクリの花で出逢うとは^_^ しかし、重いザックと暑さには多少バテ気味です。

湿原帯には小さな花が集まったシキョウジョバが。

イクワカソウ? イワウチワかな。

薄暗い林の中で見ると、少し不気味な感じの寄生植物、ギンリョウソウ。

この辺一帯の沢スジには可憐なミズバショウの群生地だった。

雪解けから顔を出した可憐なミズバショウが綺麗だった。

水場になる小沢を2過ぎ尾根を登ると竜ヶ岳北西のコルに出る。明朝登る障子ヶ岳も見える。

雨量観測所を過ぎ穏やかな尾根を登ると粟畑に出る。

赤いガク片が目を引く、アカモノです。

定番のイワカガミは至るところに咲いていました。

ここから見る三角錐の障子ケ岳は迫力がありますね。

栗畑からの眺望は素晴らしい。以東岳がどっしりと大きく見えます。

花袖片の先が鋭くとがっているハクサンチドリ。

至るところにムラサキヤシオも咲いている。

ゆっくり休憩しながら天狗小屋まで6時間の山行でした。

明るい内は外で取り敢えずビール🍺でーす 笑。

天狗小屋前から直ぐに澤水が摂れます。

長い夜の山談義がはじまりました。餃子、焼き物から餅入り鍋で大満足でした。

お世話になった天狗小屋を6時に出発。8時障子ヶ岳登頂を目指します。

一担、栗畑に登り返して大迫力の以東岳に、再度大感激でした。

小さな百合が集まったツバメオモト?かな。

目の前に迫ってきた障子ヶ岳。奥深い東北の山は素晴らしいと思います。

障子ヶ岳山頂は360度の展望。以東岳から大朝日岳の展望がいい。

小障子付近から障子ヶ岳を振り返りながら行動を下げていく。

まさかと思った「ヒメサユリ」ガレ場で大変な思いをして撮りました^_^ 山形、福島、新潟の山岳帯に咲く淡い紅色のユリの花でーす。

今回は下見も兼ねてガイド仲間と行って来ました。これからも自分百名山を探す山旅を楽しもうと思います。(行程:1日目、南俣沢出合から竜ヶ岳コルを抜け粟畑分岐から天狗角力取山頂へ。今夜の宿天狗小屋。翌日、栗畑に戻り障子ヶ岳をめざす。紫ナデからの支稜線を一気に下り小沢を渡って林道に、間もなく南俣沢出合に戻る2日間でした)

 

 

山で出会う愛らしい鳥‼︎ ライチョウ(雷鳥)の生態を知ろう。

私が初めてライチョウを見たのは何時だったろうか? ライチョウとの出会いは北アルプス登山のときの楽しみでもある。コロナ禍で長野県など遠方へのツアーも少なくなったが、昨年の剱岳から室堂の戻りでも会えた、今年も8月の表銀座ツアーでライチョウと邂逅するのがひとしお待ち遠しいですね。

ライチョウ(雷鳥)は高山にのみ生息する鳥で、トキやタンチョウのように国の特別天然記念物に指定されています。日本へは2万年前氷河期の頃にやってきて、その後温暖になるにつれ冷涼な高山に生息するようになりました。ライチョウは一年を通じて同じ地域で暮らす留鳥に区分されます。日中はハイマツの中に身を潜め、朝夕に食事をするため姿を現わすことがあります。

御嶽山や北アルプス、南アルプスなどの森林限界を超えた高地にのみ生息しています。これらの山々の属する県では県鳥に指定されています。かつては八ヶ岳や白山でもその姿を見ることができたようですが、現在これらの地域では生息していません。少しづつその生息域を狭めているのが現状です。

体長は37cm。ずんぐりとした体型で、飛ぶのはあまり得意ではありません。からだの大部分が羽毛に覆われており、鼻腔や脚にも羽毛が生えています。鳴き声はオスの場合「ガァァォォッ」としわがれ声で鳴き、メスは「クックックッ」ささやくように鳴きます。

日本では約3,000羽程度しか生息していないライチョウ(雷鳥)に新たな脅威が迫っています。本当なら高山にいないニホンザルが、ライチョウのヒナを捕食している実態が明らかになったのです。このままライチョウを食べる習性が猿の間で広がることを関係者は危惧しています。この度の絶滅危惧種ライチョウ復活との朗報には心が躍りました。

ライチョウ(雷鳥)はハイカーと遭遇しても、あわてて逃げることがありません。人を危険な存在だと考えていないかのようです。そんなけなげで愛らしい姿のライチョウと、これからも日本の高山で出会うことができればいいなと、山が好きな人間の一人として願ってやみません。

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