飯豊連峰は短い秋を終えると長い冬が待っている。この一瞬一瞬望む山々の紅葉は想像以上で感動しました。
2021年10月4日
2021/10/1〜3 飯豊本山(大日杉登山口)ツアー (データ:歩行距離22、7m 累計標高差2,350m)
福島、山形、新潟の3県にまたがる飯豊連峰は北から南に36kmにも及ぶ奥深い連峰です。今回は冬に向けて小屋じまいする最終日に併せたツアーでした。2週間前の南アルプスに続いて台風16号に遭遇すると云う不運?過酷なツアーとなりましたが、あらためて大自然の偉大さを感じさせてくれた3日間でもありました。
今回のツアーは、台風16号に進路が定まらず催行決定が間際になりました。結果的、1日目はもろに台風の影響を受けそうです。
山形県側に大日杉登山口から雨具を着て9時出発。ここから16時前には切合小屋まで着きましょう。
急勾配を登り続けるがガスっていて色づいた秋景色を見る余裕はない。
雨具着用で汗💦を大量にかき脱水症状で攣ったりとバテ気味で苦労しました。前夜の深酒の影響…(//∇//) 反省と自己嫌悪の私です。
大日杉登山口から標高差900m、約3時間で地蔵岳分岐に到着。相変わらず雨降りが続く。
種蒔山分岐点までアップダウンの尾根歩きが続く。視界がない中、小屋をめざして歩き続ける。
標高1700mくらいになるとナナカマドやミネカエデと紅葉が見ごろを迎えていた。お天気だったら、この辺りは飯豊山から磐梯山など眺望バツグンなんだけどね。
切合小屋手前の稜線上では暴雨風。ようやく16時前くらいに切合小屋に到着。まさかの一升瓶を片手に飲み干す先客がいた^_^ 我々も寝具を整えてから夕べの宴の時間に突入。お餅入り中華鍋はいかがでしたか 笑。18時就寝するが、真夜中、台風通過だろうか、何度も暴雨風で目が覚める。
翌朝は風が強くて出発は9時と判断する。時間が経つに連れて徐々に朝日が出始めた。
8時過ぎには青空が一瞬広がる\\\٩(๑`^´๑)۶////
飯豊本山が見えはじめて来た(=^ェ^=) 昨日の天気が嘘のようだ。錦に染まる飯豊連峰は格別の景色に感じる。
さぁ、飯豊本山をめざして出発の時が来ました 笑。
順調に飯豊本山に向けて登り始める。振り返ると切合小屋と種蒔山が…。
雪渓がないせいか、あっという間に草履塚。
姥権現
御秘所の岩場を通過して、御前坂を200m登ると本山小屋まで間もなくです。夏バテないしアタックザックだとラクラクで飯豊本山まで2時間かな。
午前11時に飯豊連峰本山小屋到着しました。ここから20分で山頂になります。皆さま、お疲れさまでした(^O^)今年、三国小屋から本山小屋に移動した管理人兼子さんと再会。やはり今週末には小屋仕舞いして下山するそうです
一瞬、ダイグラ尾根がくっきりと見えて展望が広がる飯豊本山でーす(^◇^)
日本百名山飯豊山。もうガスっています。
秋の飯豊連峰はこの上ない絶景の連続でーす。
飯豊山登頂後、御前坂を一気に下りって行きます。山肌に染まる紅葉が綺麗です。
唯一の難所岩場がある箇所でーす。
お秘所手前から見る沢筋の紅葉は一段と素晴らしいですね。
3点支持で速やかに通過しましょう。
飯豊稜線上で見かけた可憐なマツムシソウ。
振り返るとたった今登った飯豊山が遠のいています。赤い身を付け葉が落ちたナナカマドが絵になる情景を撮る。
14時前には切合小屋到着。こんな穏やかな時間が過ごせるとは…。達成感いっぱいに充実したひと時が嬉しい😊。お酒もひとしお美味しいね。
台風一過の飯豊連峰には沢山の登山者がやって来ました。テン場もぼちぼち張っています。
一瞬の雨が降りもあって虹🌈も見ることが出来ました。
切合小屋名物のカレーライスでーす(^◇^)
昨夜と違って賑やかな山小屋の時間となりました。
南アルプスツアーと続けて参加されたTさんのお話で盛り上がりました。
午前5時朝食です。普段は自炊なので楽チン3日目です。
最終日は朝陽が望める陽気となりそうです。
至福にひと時を過ごしています。これから荷物をまとめて6時に大日杉登山口に下山します。
朝陽が眩しく感じる清々しい一日のはじまりです。
飯豊本山にお別れを告げて出発します。
朝陽を浴びた飯豊連峰
残念ながら磐梯山は雲にかかって見えることが出来なかったが、初日と打って変わる好天のより紅葉を楽しみながら下山。
地蔵岳分岐点の絶景箇所にて大日岳から飯豊本山を眺めることが出来ました(^_^)
5時間後、無事に大日杉登山口に到着。いいでの湯で3日間の疲れを癒やし帰路に着きました。
おかげさまで今年も飯豊連峰ツアーは無事に終えることが出来ました。ご参加頂いた皆さま大変お疲れさまでした。ありがとうございます。