美しいブナの原生林と、山頂からの大展望が期待できる船形山(御所山)へ‼︎
2023年10月14日
2023/10/12 日本二百名山 船形山(1500m) 個人山行
10月に入り山の紅葉前線が下りたニュースが流れています。これから一年のうちで最も安定し、暑からず寒からずの爽やかな秋晴れが続く時期ではないでしょうか。12日青森ツアーから戻り、今週は絶好の登山日和が続く予報に心が躍り単独行を計画する。さて、どの山に行こうか?翌朝3時半に郡山を出発して東北道大和インターから、ブナ原生林の黄葉が美しいと聞いている船形山をめざそう。奥深いところに登山口があり悪路の林道を15km、アプローチは中々大変な山だった。それでも、山頂から望む広大な巨大ブナ原生林の裾野には圧倒され、大展望と山腹の黄葉には驚かされた。
大滝キャンプ場登山口まで色麻町からアプローチしたので悪路の林道を約1時間かかった。升沢から保野川林道のほうが近いと地元の方に教えて頂く。今回は色麻コースから前船形山経て山頂へ、蛇ヶ岳分岐を沢すじから升沢避難小屋、三光の宮を右手に折れ、大滝キャンプ場に戻る周回コースを選択。夏の白山以来の単独行にわくわくしています☺️
船形山は、栗駒山や蔵王連峰とともに、宮城県を代表する奥羽脊梁山脈の山であり、山名の由来といわれる船を伏せたような山容を望むことができる。山形県では、尾花沢の丹生川源流には、昔、順徳天皇が隠れ住んだという伝説が残されている。そのた「御所山」と呼ばれているそうだ。それにしても、奥深い船形山塊のブナの原生林は見事と言えるだろう。
だいぶ色づいできた標高1,000mの登山道。きれいに笹刈払いされていますね。
四季折々に美しさを見せるブナ原生林を進む
最短で登れる色麻コースだが、急勾配と大石がゴロゴロしていて歩きづらい登山道だった。それでも気温も低いので軽快に進む。
振り返ると山々が見え展望が広がってくる。左手には前船形山が見えた。先ほど、途中まで行ってきたが、誰も歩いた形跡みなく藪漕ぎが続いたので時間ロスを考え断念する。うっかり鏡ヶ池を見落してしまう\(//∇//)\
小野田コース分岐から主稜線のご来光岩まで登るといっきに展望が開ける。
なんて素晴らしい山腹だろうか😀 紅葉が美しい時期を迎えていたのだ。
もう山頂は目の前である。
日本二百名山船形山は山頂は360度の大展望台。県内の山々はもちろん、鳥海山、月山、そして仙台平野の向こうには太平洋が光っている。
山頂には陽当たりが良い避難小屋がある。先客は昨日から連泊で山を楽しいでいる。アプローチが長いのでツアーは難しいと思うが個人的には小屋泊まりしたいと思う。
下山は虵ヶ岳分岐から升沢に下る。ここからの眺めも最高だった。こんな素晴らしい船形山なのだが、たとえ平日でも登山者が少ないことが信じられない。
千畳敷分岐から沢すじを下る渡渉に繰り返しです。保野川源流域の小御沢掛けあたりは不明瞭なところが多いので要注意。悪天候の場合(増水時)には、蛇ヶ岳の尾根歩きから瓶石沢分岐に下り三光の宮に向かうといいだろう。
赤い屋根がめだつ升沢避難小屋。ここは水場があるので快適だろうな。
瓶石沢分岐に到着。ここから先は比較的安心できる登山道だった。
三光の宮のほんの少し手前を左折、大滝キャンプ場登山口に戻る。歩行距離8、5km、累計標高差640m、歩行時間3時間58分www。船形山の感想?山頂から望む展望とたおやかな山腹が染まる黄葉が印象的でしたね。