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GWしか登れない山、尾瀬ヶ原に佇む神秘的な存在の景鶴山の峰に立つ‼︎

2021/5/1~3  日本三百名山 残雪期の景鶴山ツアー

景鶴山(2,004m)  与作岳(1,933m)   累計標高差1,290m,歩行距離29,5km (1日目:鳩待峠~山ノ鼻~牛首~檜枝岐小屋泊(曇り) 2日目:檜枝岐小屋~東電尾瀬橋~与作岳~景鶴山~与作岳~東電尾瀬橋~檜枝岐小屋泊(晴れのち霰から雪)  3日目:檜枝岐小屋~山ノ鼻~鳩待峠(強風)

このGWは悪天候のため槍ケ岳や谷川岳はじめ各地で遭難事故があった。最初で最後になるだろう景鶴山ツアーも例外ではなく、目まぐるしい不安定な天候であったが無事に終えることが出来ました。尾瀬ヶ原は尾瀬国立公園の特別保護地区に指定されており、貴重な高山植物や湿原の保護のため、登山道から外れた場所に立ち入ることは自然保護法により規制されている。登山道のない景鶴山は植生が雪の覆われた期間にのみ登ることが出来るのだが、温暖化により年々雪解けが早くなって一部藪漕ぎになる。山頂直下の細尾根の通過も積雪が少なくなると危険極まりない。4年前の登頂で感じた通り今年も雪が少なく急斜面のトラバースを強いられたりと心配の種は尽きないツアーであった。そんな中で景鶴山の峰に立てたことは、ひとしおの達成感だったでしょうか。

戸倉尾瀬駐車場からシャトルバスにて鳩待峠に。コロナ禍で例年より登山者は少ないようだ。さぁ景鶴山ツアー3日間の始まりです^_^

1時間で山ノ鼻に到着です。ロッジに宿泊して至仏山に登る登山者も多いようだ。

振り向くと陽を浴びて至仏山が輝いている。

尾瀬ヶ原の池塘から明日から登る景鶴山~与作岳を見上げる。

水芭蕉はこれからのようだが、遅霜もあり無事咲くだろうか?心配でもある。

一瞬ではあるが晴れ間になりました。尾瀬ヶ原を北に向かって約90分、燧ヶ岳がだんだんと大きく見えてきた。

今夜の山小屋は、尾瀬ヶ原見晴の檜枝岐小屋です。さぁ、お風呂とビールが待ってますよ 笑。

朝方は風も無くまずまずのお天気になりました。尾瀬ヶ原から東電尾瀬橋を渡って出発です。

最初から尾根すじに向かって急勾配を進むが、汗ばむ陽気です。

与作岳まであと30分。絶景地からは平ケ岳から新潟の山々も望むことが出来ました。会津駒ヶ岳、大杉岳、燧ヶ岳をバックにひと休み。このひと時、天気が良かったのが慰めでしょうか(^_^)

日光連山、白根山、至仏山、そして目的地の尖った景鶴山が見えてきたが、このころから雨雲が入って雹が降ってきた。

最後急斜面からの細尾根を通過してようやく景鶴山の山頂です。皆さんお疲れさまでした♪ありがとうございます。

下山時から気温も下がり雪が降ってきましたが、あと2時間頑張りましょう。

踏み抜きや急斜面のトラバースも、藪漕ぎもありました。

お疲れさまでした。景鶴山まで往復12km、7時半出発して、歩行時間7時半。3時半山小屋に戻ります。

3日早朝は昨晩の積雪で冬の逆戻りでした。最終日は強風ですが鳩待峠まで4時間のコースを歩きます。

景鶴山はもともと、登山道がなかったために、密生している笹をかき分けて斜面を這いずるようにして登らなくてはならなかったようです。「這いずる」と云うものが訛って「へえずる」となりやがて「けいずる」となったことから景鶴山と言わたと伝えられています。景鶴山頂から見る雪に覆われた広大な尾瀬ヶ原の景色は素晴らしいんです。

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