木幡の幡祭りに参加して歴史を垣間見ることができた!五色に彩られた五反幡上列が阿武隈山地を練り歩く光景は感動的でした。
2023年12月5日
2023/12/ 3 木幡の幡祭り&木幡山(666m)ハイキングツアー データ:歩行距離8,5km・累計標高差576m・所要時間5,5時間
二本松市と川俣の境に位置する木幡山は、隠津島神社から登る低山ですが、途中から望む雪を覆う安達太良山から吾妻連峰まで見渡せる絶景が楽しめました。今日は木幡の旗祭りが開催される日です。朝は冷え込んだが日中は小春日和だったので、五色の幡上列に付きながら源氏の歴史に由来する日本三大幡祭りを十分に堪能した一日でした。
木幡の祭りは、天喜3年(1055年)前九年の役に由来するものと言い伝えられています。戦いに敗れた源氏の軍勢がわずか数騎で木幡山に立て籠もったところ、一夜にして降り積もった雪で全山が白くなった様を追走してきた安倍の軍勢が、源氏の白旗に見間違え戦わずして敗走した故事により現在「幡祭り」として伝承されています。
現代では、白幡を先達に色とりどりの幡が行列し「日本三大旗祭り」の一つとも言われています。また、古より伝わる儀礼を色濃く残していることから、平成16年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
例年12月第一日曜日の開催する木幡の旗祭りは、コロナ禍で縮小されていたが今年は3年ぶりの復活となります。ツアーに参加された皆さまは、初冬の山道を旗を振りながら練歩く伝統的なお祭りに感動したようです。
2023年12月3日朝8時「木幡の幡祭り」出立式が始まりました。氷点下-3度と今年一番の寒さです。
さっそくですが、御神酒を頂いていますwww
阿武隈の山並みに勇壮な法螺貝の音が鳴り響く中、白旗を先達に色とりどりの幡を大空にひるがえしながら縦走する様は、壮観で優雅そのものです。
毎年12月第一日曜日に開始される初冬の風物詩となっています。
幡祭りに初めて参加する者を権立(ごんたち)といったが、現在では18歳から20歳くらいの者がなる堂社が多い。母親などがきた襦袢か赤地の着物などを着て、穢れを祓って一人前になれるとされる。
木幡の幡祭りは、コロナ禍で縮小されていたが、3年ぶりの復活となりました。国の民族無形文化財に指定されているを知ってか、遠方よりご参加頂いた皆さんには敬服いたします。
初冬の阿武隈山地を眺めていると、阿武隈川から霊山をみていた幼い頃を思い出す懐かしい光景が蘇る。
五色の幡を掲げながら、隠津島神社の参道を駆け上がる様には感動するようです。
ありえない話ですが、何と言おうか、木幡の重鎮たちと記念撮影ができたのでした。ここで幡祭りと離れて木幡山ハイキングのスタートです。
しばらくすると、雪を覆った安達太良連峰から吾妻連峰を一望できる絶景地。ここで昼食を摂りましょう。
歴史を垣間見ることができた木幡の幡祭り。神仏の加護を深く信ずる郷土民は、この縁起を「幡祭り」とし、950年に渉って承けつぎ今日に至っているんだと思うと感無量ですね。
次に、木幡の大スギと呼ばれる古木があるお堂。ここからの眺めも素晴らしかったですね。
あっという間に、三角点のある木幡山山頂に到着です。
木幡山から一旦、コルに下りて登り返したら羽山山頂でした。幡祭りに合わせて仙台からきたツアーの登山者に出会いましたよ。
隠津島神社には三女が見守る縁結びの神社とも云われている。隠津島ひめのみこと、たごりひめ、たきつひめですwww
我々が下山するころ、羽黒神社参拝、隠津島神社の三杯も終わりのようでした。
出発地の木幡住民センターグランドまで戻ります。今日は、幡祭りと木幡山ハイキングを楽しんでいただきました。
帰りは、秘湯と自称する山間の温泉「名目津温泉」に立ち寄ってから帰りましょう。ご参加頂いた皆さま、お疲れさまでした。
最後に、日本三大幡祭りですが、これはどれが一位とはは定かでない。北から、①青森県岩木山の新賑祭 ②福島県二本松市の木幡の幡祭り(国の重要無形民族文化財に指定) ③長野県別所温泉の岳の織り(国の選択無形民族文化財に指定)を言うらしいです。
ぜひ、来年は木幡山ハイキングを兼ねて、木幡の幡祭りにお越しくださいませ。