今年の初登りは、晴天の日に初級の雪山ルートから挑戦してみませんか。
2025年1月5日
2025年1月5日 安達太良山(1700m) データ: 歩行距離8、8km・累計標高差743m・歩行タイム4時間弱(休憩含)
私にとって安達太良山は初めて登った山だった。それから、山に魅せられて安達太良山や磐梯山など、たまにはアルプスや飯豊連峰まで遠征したりと、登山が唯一の趣味となったようです。たとえ安達太良山に登らなくても、四季を通してくろがね小屋に滞在して窓ぎわから外を覗いたり温泉に入ったりと非日常の時間を楽しんだものです。今思えばあの頃が懐かしい思い出でしょうか。安達太良山は雪山初級ルートとして度々紹介されていますが、冬型の気圧配置によっては強風による視界不良に見舞われて一気にグレーディング(難易度)がアップする山になります。どんな山でも積雪期は充分な注意と準備が欠かせない。悪天候の時は絶対に無理しないで引き返すことが懸命でしょう。
今年の初登りは昨年に続き安達太良山になりました。昨年から何回か降雪が続き、この時期では積雪量が多いようなので薬師岳経由で山頂に向かうことにする。ただ今の時刻8時57分です。
あだたら高原スキー場ゲレンデから夏の登山ルートをトップまで歩くが汗ばむ陽気だったのでアウターを脱ぐ。この先から五葉松平まで急勾配が待っているがトレースされた登山道は非常に歩きやすい。
少しずつ風が出てきたようです。安達太良山頂から眼下の景色も広がってきたが、お天気がイマイチすっきりしないようだ。それでも凛とした空気感が伝わってくる雪山っていい感じなんです。歩くとき雪の軋む音が聞こえる雪山最高でーす。
年末年始ダラダラしてたので身体に堪える。休みながら薬師岳まで約70分かかって到着。周りの景色は薄っすらと見えるくらい。小雪も舞い気温が下がったようなので、アウターを着込み濡れた手袋を替えて仙女平分岐までマイペースで進む。
仙女平分岐を過ぎたら時計回りに尾根筋を登っていく。この辺りから強風と視界が無くなったきた。この先標高1500mで森林限界になってくる。
強風と視界が無くなり先行者のトレースは消えていく。先行者で寒さと爆風に耐えきれず戻るグループもいたくらいだった。雪山は縦横無尽なので地形をイメージしながらルートをとって山頂をめざす。結果的にこの時間帯が1番大変だったようですwww😆
奥岳を出発してから約2時間25分、ただ今の時刻11時25分。ようやっと安達太良山頂に到着する。久しぶりの登頂だったが強風とまったく視界が望めず残念😢
少しずつ明るくなってきたようだが、山頂まで登ったので長居は無用。
この歳になると自撮りは苦手だが我が家への証拠写真に(^_^)それにしても山頂の乳房が大量の雪で覆われているね。
ホワイトアウトになると薬師岳方面へ下るのが、方角を誤りやすいので注意。ただ今の時刻11時40分。少しずつ青空が広がってきた。これが30分前だったら山頂からのパノラマ絶景が見れたのにと悔やむ私。
陽射しを浴びた舟明神岳の稜線が綺麗に見える。冬の沼尻方面ルートは難易度が高いので登山者が少ない。
スノーモンスターのようです🧌。視界良好になって画像もモノトーンからカラーになってきたようですね。
仙女平分岐で振り返ると安達太良山頂がくっきりと見えているのではないかv(^_^v)♪
一気に薬師岳まで下りて時計を見たら薬師岳時刻12時24分。奥岳登山口下山12時55分。結果的に4時間弱の奥岳ピストンとなった。山頂までに登りの1時間が天候の変化で疲れたが、今回は圧雪されたトレースがあったので快適な雪山登山でした。
ロハスハイキングで企画している雪山ツアーのルートグレーディングは決して高くはありません。しかし夏山と違って条件次第ではリスクがあります。歩行技術や雪山への知識、生活技術などを身につける、ステップアップは自分の生命を守り、雪山を楽しむために必要です。
ゆったりと岳の湯♨️で汗を流したから、最後の〆はいつものお店でラーメンですv(^_^v)♪
最後に、今年の冬こそ安全に楽しく、本格雪山に挑戦してみませんか‼︎
講習会などで指導を受けても、技術がすぐに身につくわけではありません。何度も反復すること、つまり実際に雪山に足を運び、指導で得た内容をもとに行動することで、知識や技術が「自分のもの」になっていく。まずは難度の低い初級ルートを何度も歩いてみる。比較的リスクの少ないルートで好天時、悪天候時、積雪の多いときや少ないとき…。さまざまなコンディションを体験することから始めましょう。