地図を読む理由ってなんだろう!
2020年2月20日
地図が読めなくたって、山には問題なく登れます。だから普段は読図を覚えようとはあんまり思っていないんです。だって、日本の主要な山は登山道も道標もよく整備されています。地図に見向きもしないまま、百名山を達成した人はたくさんいます。地図読みの動機付けとして「道迷いの回避」は説得力が弱い、と考えています。じゃぁ、地図を読む理由は?
地図が読めるのと読めないのとでは、山歩きの楽しみ方がまったく違うと思うからです。地図を読みこなしている人の頭の中では、自分がいつも3次元で位置づけられています。山という立体の表面を、自分という点が少しずつ移動している感覚なんです。
今月末から、3回ほど読図講習会を開催します。地図読みが山を安全に登るための手段で覚えるだけではなく、地図を読み未知を予測して予想が的中する快感、そんな地図読みの楽しみを知ってほしいと思います。
媒体社のご協力で告知記事を書いていただきました。感謝。そんなことで早々と読図講習会の参加者が予定人数に達しました。ご希望に添えなかった皆さまにはご迷惑をおかけいたします。
ロハスハイキング 大槻